「誰にも届かないパス」風に立つライオン レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
誰にも届かないパス
さだまさし氏も、その歌も、原作も、そのモデルの人も、監督も俳優陣にも悪意は無いのに…なんでこうなるんだろう?!な一本。
いや、今の邦画らしいと言えば「まさに!」なんだけど…
何時からか「胡散臭い!」の代名詞となったタカヲの、相変わらずの演技(英語台詞アリとは言え、人物像がブレブレな演技は如何なものか?下の人間に横柄な人間に吃音の過去を踏まえてアレとか…)&人物描写が、主人公をただの「人格障害」にしか見せず。
ケニアの野戦病院みたいなところで、ハエも寄らずメイクも常に完ぺきな、AEON仕込みの英会話を駆使する石原さとみ氏とか。
愛は地球を救うわりには、いつの間にか報じられなくなったアレからもアレなご時世に。
ただでさえ上っ面を滑る演技、作劇。
それがやたらに長い上映時間に乗っかるから、心に響くどころか…
「まだやるの?」としか思えなかったよ!涙
(先に観た142分の「ジャッジ」と、ここが大違い)
今、誰がこの作品を観たかったのだろうか?
今、誰にも届けたくてこの作品が作られたのだろうか?
パス、どころかやってる当人しか楽しめ無い蹴鞠だよコレは。
観客に映画ファンはいらないと切り捨てられているし。
そもそもタカヲ以外には満足出来ないのではないのだろうか。
さすが「24時間テレビ」を抱える日テレ映画と言うと的確な作品。
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