ソビブル、1943年10月14日午後4時のレビュー・感想・評価
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ソビブル収容所蜂起の英雄の数奇な運命
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2015/09/27、川崎市市民ミュージアムで鑑賞。
16歳でナチスに収容所へ連行され、8回も脱走し、通常なら処刑されるか吊るされるところを見逃され、チフスに罹り、瀕死の状態になりながらも助かり、仲間と収容所の蜂起を起こし、脱走に成功し、その後パルチザンでナチスと戦ったイェフダ・レルネルという人の証言です。
こんな話を聞くとすごいタフガイの話のようですが、収容所生活でやせ細り、肌も衣服もボロボロで死体が歩いているようだったそうです。
8回脱走して8回捕まっているそうですが、捕まえた親衛隊は何を思って彼を生かしておこうと思ったのか?きっと常人とは違う何かを持っていたんじゃないでしょうか?いや、それだと返って危険な奴と思われて殺されたかも。捕まった時は正直に脱走したと話していたそうですから、そのおかげもあったかも。
ソビブル収容所の親衛隊たちはみすぼらしいユダヤ人達が蜂起するとは夢にも思っていなかったようで、油断しているところを襲ったそうです。このときイェフダは初めて人を殺したと言っていますが、今まで受けたひどい仕打ちのせいでしょうか、戸惑いとかはなかったようですね。
そのように十数人いたドイツ兵を殺害してもウクライナ兵がたくさんいて、彼らの機銃掃射をかいくぐって更に地雷原を越えて森のなかへ逃げたのですから、本当に強運の持ち主です。
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