「良くも悪くも安定。」HERO 九段等持さんの映画レビュー(感想・評価)
良くも悪くも安定。
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安心して見られる大ヒットドラマの映画版。
キムタクもキムタクらしく安定しているが、周りの役者さんがいい味出してる。
角野卓造の娘はナイス。
ただ、全体を通すとテンポの悪いシーンが散見されるのが残念。
冒頭の事故の場面(音声もいじりすぎ)やペタンクの宇宙をイメージした謎の競技風景、最高検に呼ばれた部長の怒りの演説→しょうもない相手方の反応など…
こうした冗長なシーンが挟まることでテンポが崩れてしまっていたように感じる。あれは緩急とは言わない。
エンディングも結局中途半端というか、事件の全てが解明されないまま、まだ俺たちらしく捜査は続く!みたいな終わりになっているのも消化不良といえば消化不良。
それと松たか子と北川景子が並ぶと、否が応でも月日の経過を感じられる。
それだけ長く愛されてきた作品であるわけだけど。
良くも悪くも安定という言葉がしっくりくるかな。
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