劇場公開日 2015年2月28日

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「スシナイトとネコババ話」パーフェクト・プラン スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0スシナイトとネコババ話

2016年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

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凄い、全くもってパーフェクトとは言えないプランなのに、むしろ行き当たりばったり運任せプランなのにこの邦題を付けたのは、突っ込まれたいが為にウケを狙ってわざとやったとしか思えない・・・。
そのぐらいホント行き当たりばったり結果オーライ的な大金ネコババ計画でしたが、まあ犯罪なんて全く縁のないごく普通の夫婦がついついそこに置いてあった大金に手を付けてしまった話ですから、ある意味リアルと言えばリアルな話でしたけどね。
でも、ラストは何となく解せないなぁ(苦笑)

主人公夫婦を演じたのがジェームズ・フランコにケイト・ハドソンと妙に豪華な2人でしたから、逆に意外性のないこんなオチにするしかなかったのかもしれませんが、結局貧乏に負けて金をネコババした2人でしたから、微妙に感情移入はし難かったですね。
ただ、明日どうなるかも分からない状況にまで追い込まれたら、それは手を出すしかない、それが貧乏ってもの、それが人間と言う生き物なのでしょう。
とは言え、いまいちこんな状況に追い込まれているのが想像し難いセレブ臭が漂う貧乏人でしたけどねぇ(若いんだから普通に他の仕事見つけられそうな気も)

しかし小作なのにキャストはやたら豪華でした。
主人公夫婦だけじゃなく、刑事役にトム・ウィルキンソン、フランスマフィア役にオマール・シーと、鍵を握る人物もいい感じのキャスティング、麻薬の売人ギャング軍団も悪役にはピッタリなお顔立ちのサム・スプルエルと、パーツはしっかりしていた作品でしたね。
脚本は相当問題ありでしたが、そんな部分を突っ込みながら見るのもこう言ったB級サスペンスの楽しみだったりはするので、これはこれでまあ見れなくもなかったです、はい(褒められはしませんが)

それにしても、クライマックスの四つ巴の争いは、結果は予定調和でしたけど、ただ殴るとか銃で撃つとかよりも何か物凄く痛そうで、ちょっと面白かったですねぇ。
主人公の特技がこんなところで生かされるとは。
しかし見た目めちゃくちゃ強そうなオマール・シーの扱いが微妙すぎてちょっと可哀相でしたね・・・。
ところでスシナイトって結局なんだったのかな?寿司食べて子作りに励む(アレする)ってこと?寿司食べる余裕あるならさぁ・・・。

スペランカー