劇場公開日 2015年5月16日

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「ギリアムの定理…?」ゼロの未来 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ギリアムの定理…?

2020年2月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

難しい

寝られる

テリー・ギリアム2013年の作品で、ジャンルはSF。
…となると映画ファンなら誰もが『未来世紀ブラジル』や『12モンキーズ』を思い浮かべ、自ずと期待は高まる。

現代の映画界屈指の鬼才が再び手掛けたSF。
…なので言っちゃいけないが、敢えて言おう。
よく分からんかった!
あんまし面白くなかった!

確かに独特のビジュアルやシュールな世界観はユニーク。奇妙キテレツな登場人物たち。
これまでの作品で言うと、『バンデットQ』『バロン』『ラスベガスをやっつけろ』などのブラック・コメディ調と異色ダーク・ファンタジー風と言った感じ。
ギリアムらしい“定理”は健在。
…が、『未来世紀ブラジル』や『12モンキーズ』のようなあの悪夢的なハードSFを期待するとちょいと肩透かし。

話の方も何だか…。
近未来。世界的コンピューター企業で働く天才プログラマーのコーエンは、寂れた教会に籠り、“ゼロの定理”という謎めいた数式を解く事に没頭しつつ、かつて一度だけ掛かってきた人生を変える電話が再び掛かってくる事を待ち続けていた。そんな日々の中、連れて行かれたパーティーで出会った魅力的な女性や上司の息子で同じく天才プログラマーの青年との交流を通じて…。
管理社会、孤独やストレス、人生の意義や幸せ…。
それらテーマやメッセージは込められているが、要は近未来の引き籠りおじさんの話…?

スキンヘッドのクリストフ・ヴァルツ、ヘンテコ衣装のデヴィッド・シューリス、最初は気付かなかったマット・デイモン、ブレイク前のルーカス・ヘッジスらクセ者個性派が怪演。
もはや“怪女優”の名を欲しいままにしているティルダ・スウィントンも言わずもがな。

今作もファンには堪らないTHEギリアム・ワールドなのだろう。
が、個人的には今回はハマらなかった。
それでも自分もギリアム作品は好き。唯一無二の“ギリアムの未来”に期待。ようやく完成・公開に漕ぎ着けた『ドン・キホーテ』も気になるし♪

近大
seiyoさんのコメント
2024年4月24日

まさしく同意です❗

seiyo