「見終わってもつい思い返してしまう・・・」カフェ・ド・フロール こうままさんの映画レビュー(感想・評価)
見終わってもつい思い返してしまう・・・
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画と音楽がとてもカッコよく、素敵だった、というのが強く印象に残っています。途中までは並行して映される二組のドラマの関係性が全く理解できず戸惑いながら進んで行った。
ダウン症の母親の最後の選択に至る場面が唐突に感じられました。
そこまでを丁寧に描いている印象だったので、母親が追い詰められ、その選択をするしかなかった彼女の気持ちをもう少し時間をかけて欲しかったです。
でも、もしかしたらそれは、観客に考えさせるためでしょうか?
何が彼女をあそこまで追い詰めたのか。
一生手元におけるはずの息子が急に離れようとすることに苦痛を感じたからなのか。
これまでにない息子に直面しどうにも手に負えないと考え、このままでは施設に入れるしかないことに、息子なしで生きることができないと感じたせいなのか。
偶然にも私も7歳のダウン症の息子を持つ母です。
母親の息子への強い強い愛情と絆を理解しつつも、息子への執着の強さが突然離れていく息子に混乱する(と受け取っていいのか?)様子には共感できない部分がありました。シングルマザーではないのですが。
ダウン症児の愛らしい魅力が表現されてることも嬉しく感じたのですが、そう感じたのはやはり私は身内だからかな?
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