「予想以上に笑えた」劇場版 MOZU SHさんの映画レビュー(感想・評価)
予想以上に笑えた
考えてみれば、確かに、ドラマのときから笑える要素はたくさんあった。しかしそれは、狙いとは違った失笑的なものとの認識であったが、完結を迎えたこの映画を見て、もしかしてこれらは確信的に作られたエンターテイメントなのではと思い直している。そうなると、もしかしたらこれは革新的な映画と言えるのかもしれない。
展開があまりに突拍子過ぎて、シリアスな刑事ものとは程遠いなぁーと思って見ていた。それもそのはず、ストーリーなんて二の次のアクション映画であり、しかも、濃いキャラ満載で爆笑の連続、すばらしい!素晴らしいよ松坂桃李!殺しっぷりも殺されっぷりも!!
ただ、西島秀俊だけはちゃんとアクション映画としての評価をしてあげないと可哀想かなと思う。確かにあのゴリゴリに作り過ぎた演技には、常に笑ってしまうけれども、普通であれば2、3回は死んでいるであろうシーンを無事(?)演じきっていることに、ホントお疲れさま!と頭を下げたくなります。どうどうたる代表作ですね。
あまりに生々しい血や殺戮が多いだけに正当な評価はされにくいかもしれないけれども、かなり斬新でしっかりと評価されるべき映画だと思います。
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