「父はどこへ行くのだろうか…」君が生きた証 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
父はどこへ行くのだろうか…
程よく乾いた感じが心に沁みた一本。
ビリー・クラダップも、所々でいいスパイスを効かせる芸達者たちも、程よいどんでん返しも良かったけれど。
全ての軸が「息子の遺した音楽」にあり、そこを丁寧に作り込んでいたのが本当にワシに効いた。
ベタな演出で、感情に迫る様なことはせず。
観客の心に問うような断片の描写と、其処の隙間を音楽で繋ぐ物語りが見事。
ホント、最近こういう「察する」映画って少なくなったよな…
映画として合格点、プラスで音楽加点の作品。
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