おんなのこきらいのレビュー・感想・評価
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「かわいい」が愛されるための最大の武器であるということを自覚し、「...
「かわいい」が愛されるための最大の武器であるということを自覚し、「女の敵は女」を地でいく「かわいいだけの女の子」を森川葵が見事に演じている。
演技力はこれからに期待というところがあるけど、男に媚びる小悪魔な表情の可愛らしさは一見の価値ありだと思う。
男に媚びるときと、同性に接するときの二面性には爽快感すら感じる。女は誰もが女優なんだなぁとしみじみw
でも、かわいくすることや、飾りたてることが本当の自分ではない偽りの姿で、本来の自分はこんなんじゃないみたいな安直な解釈には賛同できないかな。最初に出てきたかわいい服装なんてマジで好みなんだけど、あれってやっぱり男性の視線を意識したバカな女の子の格好って解釈なんだろうか。後半では髪も短く化粧もナチュラル、洋服も地味になって、まるでかわいいことが悪いことであるみたいに描いてる。本当の女の子ってもっと複雑でしょ?
かわいい子はバカで、男に依存してすぐにやらせるから簡単に捨てられるとかいうのも、ちょっと安直すぎるかな。モテる女の子は同性から嫌われるってのは、まあそうなんだろうけど、実際は男だけでなく女の子同士でも気を使って媚を売りながら愛想を振りまいていて、それは決してネガティブな動機だけじゃなくてそれぞれが必死に現実と格闘してる結果な訳でしょ。
かわいいまま、大人に成長していく物語だったりしたらもっと普遍的な物語になったんだろうとは思う。
予告からいい意味で裏切られました
予告を見て、これは駄作か名作のどちらかだ!!と思って見ました。
感想は「いい作品だけれどまだ名作ではない」です。
非常にどのキャラクターも小道具とか美術でわりと表現されているところが多い気がするのですが、
一番好きなのが、木口健太の乗っている車がフォルクスワーゲンの可愛いやつなところ(笑)
「俺はお前みたいな上っ面の〜〜」みたいなこと言っときながらお前は質のいいブランドもんのかわいいもん持っとるやんか!!
これがなんとなーくその後キリコを裏切るんじゃないかとちょっと予見させた。
なんだかんだで木口健太が持っているものは
「こだわった素材の美しい自分の作品」
「ブランドもんで可愛いもの」
さらに「よくできた美人の彼女」
で構成されており、にこにこした顔で相手に
「いいんだよ〜〜ダメでいいんだよ〜〜」
といいながらも本心では可愛い上にハイスペックを求める超絶都合のいいことを望む男性そのものを表現しているかのように思えました。
これに出てくる男性キャラ達の方が怖いわ。おとこのここわい。
キリコの衣装もパッと見可愛いけれど安そうなところもいい。でもおんなじスカート毎度はきすぎや。
画作りこだわったところも感じるけれど、最初の方音がうまく入ってなかったり、事実は不明だがエキストラじゃないっぽい人が写り込んでたりして(?)いささか映画作りになれてなさげな雰囲気を感じるので3.5
振られた後に見たら意味がわかった…
計2回視聴。
予告編に惹かれて1度目に視聴した時は、キリコの気持ちも伝えたいこともさっぱり分からず。
2度目の今回、好きだった彼氏に「好きな人が出来た…ごめん」と振られた翌週にTSUTAYAで借りて、今なら分かるかもしれないとリベンジ視聴をしてみました。
結果、ラストで声をあげて泣き、結局目が腫れるくらい泣きました。
後半のキリコの叫びが、縋りが、言えなかった私の気持ちと同じすぎて思わず泣いてしまった。
「好き」って言って、「ありがとう、でも…」って最悪な答えじゃんかぁぁぁ!そりゃ返答なんか聞きたくないわぁぁ!。゚(゚^ω^゚)゚。
気持ちが離れてるのが分かってるのに縋るキリコも、返答の「ごめんね」も…ラストの公園のシーンはキリコに感情移入してたから悲しすぎて号泣。
好きな人から言われる『かわいい』は、本当に嬉しくてそれを言われるだけで生きる価値がある、それだけで生きれる、自分を好きになれる。
それが分かるようになったから、キリコの公園でのラストシーンは本当に辛かった。
好きな人が、短い髪の時に『かわいいよ』って言ってくれたから短い髪も好きになった…彼に会う時は鏡で短い髪を整えて思わず笑顔になる、そんなキリコはとってもいじらしくて前半の彼女より断然可愛かったのに、
振られた後も鏡を見てこれを可愛いと言ってくれた彼を思い出す…そんなキリコを見ると自分のことのようで辛かった。
「おんなのこきらい」は、気持ちの離れていない好きな相手に振られたり、またはそういう共感できる過去がある人にはハマるかも。
私は意外とおススメです、また借りたい。
ストーリーの構成も、
前半は一般基準(世間)から見た「かわいい」で、後半は好きな人の愛情から言われる『かわいい』になってるようで対比がわかりやすくて効果的だった。
女の子のリアル
可愛くいたい。男にちやほやされたい。モテたい。可愛いって言われたい。でも好きな男を前にすると完璧な可愛い女でいられなくなる。ほんとは素を好きになってほしい。素を見て可愛いって言ってほしい。それだけで幸せ。他の女なんて見ないで。ブスな女なんて嫌い。でもほんとは、こんな自分が一番嫌い。
こんな女の子の汚い部分がいっぱい詰まった映画だったった。
主演の森川葵ちゃんが可愛くて、でも過食症で吐くくらい身も心もボロボロで空っぽで、それを可愛い見た目で取り繕ってて。結局ユウトの中でも、コウタの中でも一番にはなれなかったけど、キリコが性格悪いとは思えなかった。
痛々しくて、リアルなのに、最終的に救いもないし特に教訓もない。だったら森川葵ちゃんが終始可愛くて恋愛も仕事も可愛さだけで人生勝ちまくる話がよかった。スイーツに囲まれたような可愛い話かと思ってたら、そんな可愛い描写なくてちょっと残念。
森川葵はとても可愛いかった。 けど映画自体はうーん…何が伝えたかっ...
森川葵はとても可愛いかった。
けど映画自体はうーん…何が伝えたかったのか分からなかった。同じ女として共感できる部分もあったが、主人公が病んでるのは見てて痛々しかった
見なくていいです
映画予告の女の子はかわいいだけで生きる価値があるというセリフに惹かれて見たのですが、それが最大の盛り上がりでした。
この手の女の子が主人公の映画はオチだけが気になるのですが、この映画はオチに至るまでの過程もひどかったです。
むしゃくしゃしてるので以下気に入らなかった点を羅列します。
男性陣の演技がひどかった。特にアクセサリー作家??の男はセリフもろくに聞こえず、見る気が失せた。
主人公は明らかに過食嘔吐の患者なのにあっさり克服しすぎだし、発作の過呼吸もあっさり治りすぎ。
主人公以外の登場人物の物語を描かなさすぎる。特にバーテンの男とメンヘラ女はどうなったのか。メンヘラ女が逆上してバーテンを刺すとか??
アクセサリー作家の男は彼女がいるならなんで主人公に優しくしたんですかね。ここらへんの心情が理解不能。
良かった点をあげるとしたら森川葵がガリガリさと不自然なウィッグが過食嘔吐の患者っぽさを醸し出していたことぐらいです。
意外に共感できます。
女目線だからかもしれませんが、キリコに結構共感出来ます。誰だって好きな人には「カワイイ」って思われたいです。映画予告を観てどんな悪女かと思いきや、女の本音が全面に出過ぎて生き辛さを感じている「不器用な女の子」でした。
また失恋のシーンがリアルで、自分が失恋した時を思い出しました。部屋が汚かったり、号泣したり、女の子のカッコ悪さがよく描かれていました。
最後のシーンが何を表しているかは人それぞれの解釈だと思います。キリコがこれからどう生きていくのかが気になります!
挿入歌も可愛いし、森川葵さんも可愛い。女子は好きな映画だと思います。
可愛さ炸裂
私は男なので女性とは見方が違うと思いますが、参考までに。
役所浩司主演の"渇き"という映画を観て、森川葵に興味を持ったので観てみました。
主人公キリコは、可愛いを武器に男にはチヤホヤされ、大半の女には嫌われる。でもそんなの関係ない。だって私、可愛いですから。
そんなキリコも恋愛は別。好きな男ユウトとは恋人未満。
最近仕事で出会ったアクセサリー作家コウタには素の自分を見透かされたけど、ちょっと気になる。
可愛ければ良い?可愛いだけじゃダメ?素の自分と可愛さを演出する自分、そんな狭間で苦悩する女の子のラブストーリーです。
この作品は、森川葵の可愛さを徹底的に映像化しています。
男性目線ではありますが、可愛いです。とにかく可愛いですw
前半はロングヘアと可愛い服装、後半はナチュラルメイク(ノーメイク?)のショートカットとラフな感じ。
可愛い部分だけじゃなく、泣いて嗚咽したり、放心状態でボーッとしていたり、とても微妙な状況で頭真っ白状態だったり、
色々なキリコ(森川葵)が表現されています。
演技という意味でも、頑張っていました。
ただ、映画作品として観てみるとあまりパッとしない印象でした。
主題や世界観は良さそうなのですが、演出や表現方法はありふれています。
主演の森川葵は頑張ってはいますが、全体的に俳優陣の演技力不足を感じます。演技が気になって感情移入という程にはなれませんでした。
前半後半でキリコの外見を大幅に変えているのですが、ここまで変えてしまうと俳優がどうとか関係無いぐらい印象が変わってしまいます。
製作陣が俳優の演技力を信頼しているのなら、外見の変化は最小に留めた方が良かったです。
また、ネタバレになるので詳細は書けませんが、登場する男の設定が優柔不断すぎます。
こういう男も多いのかも知れませんが、さすがに後半の展開はどうなのか?男として一緒の食事を受け入れるのか?
一番意味分からないのが、途中に”ふぇのたす”というグループの歌が入る(カフェをやっている設定で本人達が出演して歌う)ことです。
ミュージカル風ならまだしも、いきなり普通に歌いだすので「へ??」って感じでした。そして歌が上手く無いので余計に苦痛です。
演出として意味が分からないですし、作品として何をしたいのかもボヤけてしまいます。
森川葵が気になっている、演技を見てみたいという人にはピッタリの作品です。
ただ、これは、映画作品というよりも森川葵とふぇのたすの凄く手の込んだPVといった印象です。
いるいる
いるよねーこういう子。クラスに1人は。やっぱり監督が女性なだけあって、「おんなのこ」をリアルに描いてた。女の子は誰だって可愛くなりたいし、可愛いものに憧れるし嫉妬する。男ってやっぱり単純だから可愛い子が好きだし、「おんなのこ」はそういう男をバカにしながらも好かれたい生き物なのかなあ、なんて。
森川葵ちゃんは女子に嫌われる女の子演じるの抜群だな。
わたしはこの映画すきです。
オンナノコキライ…
まさにタイトル通り…
この世界で自分の嫌いな物を煮詰めて凝縮した一本。
いや正直、自分もここまでの嫌悪反応を示すとは思わなかったね…涙
作品として、面白くない訳ではない。
「MOOSIC LAB 2014」で準グランプリ、で気になって観に行って。
その評判は、まぁ伊達では無いなという印象。
だけど…
とにかくネタと、その映画的論理展開が美味しくないのよ!涙
主演の見た目、設定背景からアウト。
出てくる野郎どもも、気持ちが悪くて仕方がない。
声高に「正当化」を叫び、成長をしない人間模様…
皮肉も何もない、「ありのまま」(どっちが先か知らないし、知りたくもないけど)を叫ぶだけの人格障害を主人公にした、チグハグでバラバラな物語。
皮肉も教訓も悲しさも…観終えて何も残らないんだよね…
と思ったら、監督女性でした…納得。
いつも思うんだけど、ウーマンリブから何十年経ってると思うのかしら?
面白い事はしている、あとは映画としての文法を次作で見せて欲しい作品。
女の子の気持ちって?
主人公の森川さんがとっても自然で好演だったと思います。
こういう女性、きっとどこにでもいるんでしょうね。(笑)
女性監督だから、女の子の気持ちをリアルに描いているんだろうと思う。男の監督じゃきっとこうはならない気がします。
決して、ハッピーエンドでは終わらないけど、きっとこういう経験も積んで女性は、たくましくなるんだろうな(笑)
可愛いはやっぱり正義、、
キリコみたいな おんなのこは本当にいるし、男は計算だって気づかない、、、
森川さんと木口さんの演技が本当によかった。
振るときに、
好きだよ。けどごめん。
っていうのは、嘘ではないと思うし、キリコの事も好きだったから言ったことだと思う、、
ハッピーエンドじゃなかったけど、
楽しく見ることができました
かわいいだけが取り柄。 自分でも判っている。 だから、なおさらかわ...
かわいいだけが取り柄。
自分でも判っている。
だから、なおさらかわいさをアピールする。
男がチヤホヤするほど、同性は総スカン。そんなことは気にもとめない。むしろ、可愛げのない女を憐れみ、かわいさを売りにする女には思い切り妬みを露わにする。
主人公にするには、あまりにも最低な性格の持ち主である。しかし、本作はそんな女の子に真正面から向き合い、心の奥まできちんと捉えている。
主役の森川葵は可愛らしさを全開しつつも、取り巻き連中といる時、本命の彼氏と二人でいる時、落ち込んでいる彼女に優しい手を差し伸べた男といる時、それぞれの心情をオーバーな演技ではなく、自然体で見事に表現している。
カメラから映し出される映像も、彼女の心の動きに呼応するように時にはクールに、時には柔らかくと変化していく。
監督をはじめ、スタッフ全員が熱意を持って作品に取組んだ結果でしょう。
シーンのつなぎに粗もありますが、そんなことは全然許せるくらいに素晴らしい作品です。
カワイイっていうウイルス
森川葵演じるヒロイン、こういう子クラスにいたな~って感じの小悪魔(てかクソビッチ)。
見終わった後に出てきた女性客が「めっちゃリアルだったよね」って言ってたから、きっとあのヒロインはあの話で一番『女子』なんだと思う。
なんにしろ、女子が男子をバカにする理由ってのがよくわかった。ようするに男子はカワイイ女子とヤリたいってことだな
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