サヨナラの代わりにのレビュー・感想・評価
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失った自由と得た友情
泣ける映画の定番、難病モノ。
邦画なら純愛や家族の絆絡め、あざとく涙誘うが、ハリウッドは女二人の友情を謳う。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し車椅子生活となった女性と、介助人として雇われた自由奔放な女子大生。
フランス映画の『最強のふたり』を彷彿。
当初はソリが合わなかった二人が、夫の浮気をきっかけに女同士の友情を深めていくのがハリウッドらしい。
しんみりやシリアスな展開、涙誘うラストなどベタではあるが、この手の作品にありがちな辟易感はさほど感じなかった。
エミー・ロッサムも好演しているが、やはりヒラリー・スワンク。強い女性の役の印象が多いが、繊細な役と演技を披露し、巧さが光る。
どう生きるか、どう死ぬか
いつだって、人生は残酷で、情け容赦もないけれど、どう生きるかは、自分で決めることができると教えてくれたような気がしました。
悲しいし、いろいろ複雑な気持ちになるけど、素敵な映画だったので、また観たいと思います。
人は変わることができる
脱帽すべきヒラリー・スワンクの名演。
それ以上にベックの変わってゆく姿が印象的だった。
いくつになっても自分も変わることができると思いたい、そして与え続ける人間になりたいと思わせてくれる映画でした(^^)
【筋萎縮性側索硬化症(ALS)をメインテーマにした作品の中でも良作である。】
ー ヒラリー・スワンクが筋萎縮性側索硬化症(ALS)に冒された女性の苦悩を熱演したヒューマンドラマ。
明るさを失わないヒロインの姿に涙した。ー
<2015年11月7日 劇場にて鑑賞>
生きるということ
アメリカを舞台に、セレブ妻にALSが発症してからの人間ドラマ。基本的にどこにも悪い人間はこの作品には出てこない、誰もが傷つき、前向きに生きるのは難しい。しかしこの不治の病にも新たな人間関係は生まれ、新たな局面を展開する人もいる。病、死は生の対立概念ではない、深く心を揺さぶるドラマだった。
名演技に拍手!
ヒラリースワンクさんの演技が本当に素晴らしかったです!
ALSという病気によって、徐々に体の筋肉が衰えてゆく姿に、衝撃を受けました。
ピアノが得意であんなに笑顔だった彼女が、一つの病気によってこんなにも悲しい表情ばかりになるなんて…。
どんどん病気が進行して、うまく喋れなくなってしまう姿が、みていて本当に辛かったです。
そんな姿を、ヒラリースワンクさんは見事の演じています!
夫から1人の女性としてみてもらえない辛さ。
友人から同じ女性として接せてもらえない辛さ。
夫へ「私を見てない、愛してる、さよなら」と告げる妻のの気持ちが痛いほど伝わってきました。
余命いくばくもない中で、最後の最後まで、1人の女性として美しく生き抜いた彼女に拍手を送りたいです!
難病で命を落とすのは無念なことだけど、どうやって生を全うしたかとい...
難病で命を落とすのは無念なことだけど、どうやって生を全うしたかというストーリーはいつも心動かされる。これもそんな映画。日本人からすれば、ちょっとした浮気くらいくらい、帳消しにしても良さそうなくらい、献身的な旦那なのになあ、と思った!
最期に贈ったメッセージ
人生は思うようにいかないもの。その中でいかに生きていくか。
登場人物の全てに教えられた気がしました。
愛する人の苦しむ最期を敢えて看とる勇気が私にはあるだろうか。
最期のメッセージがとても染みました。
なぜかしら、女は自分を見てくれる人より見ない人を求める
Falling Forwardはエミーロッサムが作詞にも参加
前衛アートのようなセックスは言い過ぎ
ヒラリースワンクが喋り方で症状の進行を演じる様は圧巻
ミリオンダラー・ベイビーと同じく尊厳死について
生きることと尊厳について
生きるということはただ生命を維持するだけではないということ。その人らしく生きれなければ生きているとは言えないということ。そして、どんな状況であっても人の尊厳は守られるべきものだということ、などなどたくさん考えさせられた。作品の中で2人の母親が出てくるのだけど、これはダメですって見本みたいな人たちで、その娘たちが通じ合ったのってそのせいなのかもってちょっと思った。それとは対照的なよきキャラの登場人物もいて、短いけれどいい作品です。泣けました。
友情。
いままでできていたことが、できなくなってしまう病気。
決して治癒はしない。つらいなあ。うちの母も別の病でそうだったから、
どんな思いだったのかと、今更ながら思う。
ヒラリー・スワングはさすがの演技でした。ちょっとベットに入るときに身体を使っている部分が見られたのが、細かいですが、残念。
「本人の意志をいかに尊重するか」。家族にはつらいところだけど、介護人が最後までそれを貫いたところに、友情を感じました。
エンドロールの歌うシーンも、力強くてよかったです。
涙腺崩壊
観た人の感じ方もそれぞれ違うでしょう。
ケイト(ヒラリー・スワンク)とベック(エミー・ロッサム)はもちろんのこと他の登場人物、主に女性の考え方、感情がストレートに伝わってくる…ケイトの病気になる前からの初めからの友人2人・同じALSの女性・ベックの母親・ケイトの母親etc. 全て気持ちが分からなくもない。
なので作品に没頭…涙腺崩壊でした。
♪マネー・マネー・マネー…
難病に境界を超えた友情等、何度となく語られた内容だが十分に作品として観応えのあった一本。
ヒラリー・スワンクとエミー・ロッサムの演技が非常に良かったのが大きい。
またありがちな上っ面の友情の描き方や、実際に障害・難病を抱えて直面する彼是の盛り込み方も上手かった。
ただ一つ考えさせられたのは、お金がなければ死ぬしかないという事か…世知辛いね。
もし主人公が、中産階級の子持ちだったら。
はたしてこの作品のように明るさは持てるのか。
はたして今、自分にこのような状況が訪れたら…やっぱり死ぬしかないな。
なんともいえないモヤモヤが鑑賞後に残った作品。
必要なものは。
映画でよく描かれる話には違いない。難病、立場の違う二人の友情。
難病に苦しむ女性にH・スワンクを起用してかなり説得力が出ている
のだが(巧いねぇ)、少し前の母親が若年性アルツハイマーを発症した
作品同様、このお宅も、かなりの資産家なのだ。つまり突然の発病に
金銭的に対応できる裕福な家庭、こうじゃないと難病の介護や幸福な
最期は望めないんじゃないかと改めて思わされる、そんな作品だった。
突然雇用された女子大生の破天荒ぶりは好き嫌いが分かれるところ。
介護疲れした夫が一回浮気をしただけで追い出してしまうのかい?
と驚いたが、精神面でいかに男が弱いかを描けているところは感心。
オンナであることより人間として認められたいと思うのは女側のよく
ある主張で、互いの弱い部分を認め合うことが最終的な愛情になる。
遺志の強さがハンパないところがヒラリーによく似合ってたと思う。
(死ぬまでにしたい自由奔放な振舞い、だったのかな。皆頑張ったね)
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