サヨナラの代わりにのレビュー・感想・評価
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失った自由と得た友情
泣ける映画の定番、難病モノ。
邦画なら純愛や家族の絆絡め、あざとく涙誘うが、ハリウッドは女二人の友情を謳う。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し車椅子生活となった女性と、介助人として雇われた自由奔放な女子大生。
フランス映画の『最強のふたり』を彷彿。
当初はソリが合わなかった二人が、夫の浮気をきっかけに女同士の友情を深めていくのがハリウッドらしい。
しんみりやシリアスな展開、涙誘うラストなどベタではあるが、この手の作品にありがちな辟易感はさほど感じなかった。
エミー・ロッサムも好演しているが、やはりヒラリー・スワンク。強い女性の役の印象が多いが、繊細な役と演技を披露し、巧さが光る。
どう生きるか、どう死ぬか
人は変わることができる
生きるということ
名演技に拍手!
ヒラリースワンクさんの演技が本当に素晴らしかったです!
ALSという病気によって、徐々に体の筋肉が衰えてゆく姿に、衝撃を受けました。
ピアノが得意であんなに笑顔だった彼女が、一つの病気によってこんなにも悲しい表情ばかりになるなんて…。
どんどん病気が進行して、うまく喋れなくなってしまう姿が、みていて本当に辛かったです。
そんな姿を、ヒラリースワンクさんは見事の演じています!
夫から1人の女性としてみてもらえない辛さ。
友人から同じ女性として接せてもらえない辛さ。
夫へ「私を見てない、愛してる、さよなら」と告げる妻のの気持ちが痛いほど伝わってきました。
余命いくばくもない中で、最後の最後まで、1人の女性として美しく生き抜いた彼女に拍手を送りたいです!
難病で命を落とすのは無念なことだけど、どうやって生を全うしたかとい...
生きることと尊厳について
友情。
涙腺崩壊
♪マネー・マネー・マネー…
難病に境界を超えた友情等、何度となく語られた内容だが十分に作品として観応えのあった一本。
ヒラリー・スワンクとエミー・ロッサムの演技が非常に良かったのが大きい。
またありがちな上っ面の友情の描き方や、実際に障害・難病を抱えて直面する彼是の盛り込み方も上手かった。
ただ一つ考えさせられたのは、お金がなければ死ぬしかないという事か…世知辛いね。
もし主人公が、中産階級の子持ちだったら。
はたしてこの作品のように明るさは持てるのか。
はたして今、自分にこのような状況が訪れたら…やっぱり死ぬしかないな。
なんともいえないモヤモヤが鑑賞後に残った作品。
必要なものは。
映画でよく描かれる話には違いない。難病、立場の違う二人の友情。
難病に苦しむ女性にH・スワンクを起用してかなり説得力が出ている
のだが(巧いねぇ)、少し前の母親が若年性アルツハイマーを発症した
作品同様、このお宅も、かなりの資産家なのだ。つまり突然の発病に
金銭的に対応できる裕福な家庭、こうじゃないと難病の介護や幸福な
最期は望めないんじゃないかと改めて思わされる、そんな作品だった。
突然雇用された女子大生の破天荒ぶりは好き嫌いが分かれるところ。
介護疲れした夫が一回浮気をしただけで追い出してしまうのかい?
と驚いたが、精神面でいかに男が弱いかを描けているところは感心。
オンナであることより人間として認められたいと思うのは女側のよく
ある主張で、互いの弱い部分を認め合うことが最終的な愛情になる。
遺志の強さがハンパないところがヒラリーによく似合ってたと思う。
(死ぬまでにしたい自由奔放な振舞い、だったのかな。皆頑張ったね)
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