「今後も頑張。」映画 ビリギャル ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
今後も頑張。
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塾講師・坪田先生の名前と顔はTVで拝見したことがあるが、
原作本やビリギャルご本人のことはまったく知らなかった。
今作を観て感じたのは、やはり子供の育て方そのもの。
自分のことを名前で呼ぶ金髪娘、中高大一貫教育のお嬢さま学校に
入りながら遊び呆けて学年最下位、ご本人がなぜこうなったのかは
冒頭からすでに何となく分かる。父親は弟にばかり執心して姉妹を
全く返りみない。母親は娘に大甘。両親の不和がそのまま反抗期と
重なって彼女を落とすところまで落としたのだろう。しかし本人は
仲間と屯って遊んでいたこの時期が相当楽しかったかもしれない。
(こういう馬鹿なことをやる時期も人生には必要)
幾らエスカレーター式とはいえ、5年間全く勉強をしないでいれば、
それなりに成績も下がるだろうし気付いたところで遅いものである。
坪田先生の根気と彼女の本気が予想外の改変を招き、慶応大学合格
という、普通に勉強してる人でも合格できない難関校を突破させた。
これは本当に凄いことで奇跡だと思うのだが、もちろん彼女に能力
があったことも事実だと思う。元から勉強していればひょっとして
普通に現役合格していたかもしれないのだ。彼女と先生と仲間達の
奮闘努力が爽やかに描かれた作品で最後まで飽きずに観ていられる。
有村架純、伊藤淳史、とりわけ吉田羊はいかにも母親らしさが滲み、
(まだ独身なのに)何だろうな、この貫録は。と思わされた^^;
(私的に妹を誉めてやりたいわ。家族の総てを受け止めていたからね)
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