「自分が夢を叶えることで他人も幸せにすることができる」映画 ビリギャル ぽんさんの映画レビュー(感想・評価)
自分が夢を叶えることで他人も幸せにすることができる
ずっと見たいと思っていた作品。
面白いのもそうだが、めちゃくちゃ感動したし
久しぶりに映画を見て泣いた。
まずは高2の時点で偏差値30〜40だったのに
そこから猛勉強して慶應に本当に受かったのは単純にすごい。
(それがSFCだとしても)
本気でやれば夢は叶えられる、
ある程度のことは達成できるんだと勇気をもらった。
今、乙種機械の試験を受けようとしているが
必ず合格してやる!と、やる気が出た。
さやかにとっては、坪田という塾講師に出会えたことが大きかった。
映画を見ている人はみんなこう思ったのではないだろうか、
こんな先生・講師がもっと増えればいいのに、と。
坪田は人を否定しない、良いところを見つけて褒めてくれる。
これは分かっていても中々できることではない。
心理学を生かした勉強法を教えていると書かれていたし、
これまでにもの凄い努力・勉強をされてきたんだと思う。
自分もこんな人になりたいと思った。
母親は最初出てきたときは、過保護かな?と思ったが全然違った。
慶應に受かるか受からないかは関係ない、
ただ子供が楽しそうにしてくれればそれでいい。
自分の子供がだめだからといって、恥ずかしいと思ったことは一度もない。
そんな温かい言葉をかけてくれる素敵なお母さんだった。
頑張った過程が大事→すごく分かる
父親は、自分の父と性格が丸かぶりしていた。
自分が叶えられなかった夢を子供に託す
→子供はその期待・プレッシャーに耐えきれず崩壊する。
期待されることは嬉しいことでもあるが
過度な期待は期待されている本人が辛くなるだけである。
常に決定権は自分(父)にあると思い込み、
子供の人生を自分の思い通りにしようとしてしまう。
自己決定権は自分が幸せだと思えるかどうかに大きく関わっており、
他人に決められた人生では幸せになることができない。
こんな父親が描かれるということは
どこの世界にも似たような父親がたくさんいて
それだけ苦しんでいる人も多いんだと思う。
自分が夢を叶えることで、他人を幸せにしたり
勇気づけたりすることができると分かった。
頑張っている人は必ず誰かが助けてくれる。
それが改めて分かった素敵な映画だったと感じる。