「ちゃんと卒業できていますか」トイ・ストーリー4 加藤プリンさんの映画レビュー(感想・評価)
ちゃんと卒業できていますか
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持ち主も成長して卒業した。
かつての恋人も成長して卒業していた。
そして、ウッディも成長して卒業してゆく、そのタイミングの物語。
同時に
観客にも問い掛かる。 「あなたも、ちゃんと成長して、卒業できていますか?」
ちゃんと成長して、卒業できている人には、この映画は肯定的に見えるだろう。
まだ成長している最中の人には、背筋にナニヤラ居心地の悪いメッセージとして、否定的に見えるだろう。
僕の中の まだ成長したくない部分の僕が、ちょっと寂しくも感じたラストだったけれども、
僕はウッディの選択を、意思を、肯定してあげたい。応援してあげたい。
ウッディは偉いよ。
玩具の役割として、子供を見守り、ちゃんと成長させて、卒業させるところまで、
迷いながらも、自分の生き様で示してくれる。
(次回作あたり、移動遊園地すらも飛び出し、もっと広い世界へ飛び出すかもしれない!)
玩具仲間たちも、既に成長して旅立ったものもいる。
残ったバズたちにもいずれ、ひょっとしたら、そういう時が来るのかも知れないね。
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