劇場公開日 2019年7月12日

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「ハッピーエンドではないディズニー」トイ・ストーリー4 デューイさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ハッピーエンドではないディズニー

2020年3月20日
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鑑賞方法:DVD/BD

ディズニーアニメと言えばハッピーエンドが当たり前の印象だが、トイストーリー4に関してはハッピーエンドとは言えない。1からずっと一緒だった仲間との分かれ。オモチャの役割、宿命からの卒業。ウッディーが選択した未来は今までの自分を否定するものだった。今回も頑なにオモチャは子供の友達、子供に遊ばれ思い出に残ってこそ意味があると奮闘するが、最後の最後に自分は野良オモチャの道を選んでしまう。それはボーの影響(愛?)なのか、それともボニーの心変わりに対する淋しさ故か。結局はアンディだけがウッディーの全てだったのか。その理由は語られる事も描かれる事も無い。そしてあまりにもアッサリとしたバズとの別れ。1.2.3とあれだけ友情を深めた筈なのにウッディーの選択を話し合う事も反対する事も無い。他のオモチャ達も同じである。これで終わって本当にいいのか?これがラセターの目指したトイストーリーなのだろうか。まだボニー編で色々描く事もできた筈なのに、まるで強制終了のようなストーリーにはどうしても納得いかなかった。

デューイ