「誰にでもきっと輝ける居場所があるはず」トイ・ストーリー4 野々原 ポコタさんの映画レビュー(感想・評価)
誰にでもきっと輝ける居場所があるはず
童心に返って観ることができましたが
また同時にオモチャたち…
ヒトの写し身である彼らたちを通して
自己顕示欲、承認欲求…
そしてなによりも、自分が生まれてきた意味を
深く考えてしまって、気持ちが沈んでしまいました…
「おとな」は、そんな哲学的な捉え方で
観てしまうかもしれませんが
「こども」は、そんなことは考えず
いや今は、考えなくていい、分からなくていい…
おもしろおかしくって、
ハラハラ、ドキドキ、ワクワクして、そして…
ちょっぴりこころに引っ掛かりが生まれて
くれるだけでいい…
その引っ掛かりが
やがておとなになって観返したときに
いろいろな感情に包まれるような
感性を養って、大切にしてあげたい。
そんな、メッセージ性の窓口が広い
奥行きのある作品に仕上がっていて
フルCGアニメを食わず嫌いしていた
自分が恥ずかしく思えました!
ピクサー作品を劇場で鑑賞したのが
本作『トイ・ストーリー4』が実は初めて!
ですのでシリーズにおける本作の立ち位置は
よく分からなかったのが良かったのでしょう
わたしのこころにとても響きました!
この機にいろいろな作品も食わず嫌いせず
観てみようと思いました!
この場と決めて、ひと所に固執してもいい
新しい環境に身を投じてもいい
“こころの声”に従って、わたしも生きてみたい…
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