「激怒してる観客がいることも含めて傑作」トイ・ストーリー4 サピエンスさんの映画レビュー(感想・評価)
激怒してる観客がいることも含めて傑作
おもちゃとはこうあるべき
ディズニーとはこうあるべき
トイストーリーとはこうあるべき
そういうのを打ち破ることこそ、固定観念に囚われない自由な創造力で、世界に作品を贈り続けてきたディズニー×ピクサーの真骨頂とも言えるのではないか。
おもちゃの使命は、子供たちに愛されること。
本作は、そのことを渇望し生きること自体を、否定もしていない。
それでもなお、自分の生きる道を自ら選択することが尊いのだ、というメッセージは、様々な価値観がリセットされている今の時代にフィットしている。
ある種の型が定まっていたトイストーリーという物語を自らアップデート。自由の効かないおもちゃという存在だからこそ、この結末によって、シリーズ全体のメッセージ性が際立った。
トイストーリーを観て育って、
いまは大人になって、
色んなミッションを背負って、
でもそんな毎日に少し窮屈さを感じ始めていて、
っていう人にこそ響くような作りになってるのではないかと思う。
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