「感情が追いつかない」トイ・ストーリー4 ねこのピザさんの映画レビュー(感想・評価)
感情が追いつかない
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ロジックはわかるけど、キャラクターや仲間たちの関係性に愛着があった身としては辛い。
ウッディーは仲間をまとめなければ、ボニーを守らなければという呪縛から解き放たれたけど、
製作スタッフも、長年のファンからの期待や感情の押し付けから解放されて、ストーリーを練りに練ってやりたいようにやり尽くした感がある。
ボニーがウッディへの興味を無くす(アンディーが泣く泣く譲った意味は…)
ボーの性格、外観の改変
バズを無力化するための無理くりな設定、途中でウッディーを見捨てるバズ
などモヤモヤするポイントが沢山あるけど、スタッフはファンがモヤモヤする事なんて織り込み済みで、ウッディーがおもちゃとしてどう生きるかの答えを導き出すストーリーに重きを置いた。
作品としてのクオリティー、メッセージ性は格段に増したが、ファンの気持ちは置いていかれた気がする。
こんな気持ちになるなら見なければ良かったと思うのと同時に、スタッフに賞賛を送る気持ちもある。複雑。
ファンにも理想のトイストーリーからの卒業を促す作品。
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