「ウッディ「だけ」が不要な意味がわからん」トイ・ストーリー4 さいてょさんの映画レビュー(感想・評価)
ウッディ「だけ」が不要な意味がわからん
オープニングの雨の表現からして1作目から進化に進化を重ねた映像表現と、「死」すら乗り越えたウッディと他のおもちゃたちとの関係性はもう完成しきっており、始まった瞬間から心踊らされました。
笑いの取り方が過去作よりもうまく、レックスのように作品の軸を壊すことはなく、新キャラのキャラクターも際立たせるようなポイントでしっかり楽しませてくれました。
見進めると、テーマは「子離れ」子供の成長を共にしそれを見守ることが役割であり幸せであるというおもちゃに、親のあり方を見ると同時に、その役割が概ね終わった時、どう人生を歩むべきかというところまで考えさせられます。
しかし!!!突如の「ウッディだけ不要論」には納得できかねます!!!
ちょうど過去作で不要とされたボーと夫婦的にまとめれば着地は綺麗に見えますが、その結論ありきでフォーキーを始めとする今作の仕掛けが存在しており、これじゃ、ウッディの更年期障害もしくはボニーのいじめではないかと思います。
天才たちが結集し死ぬほど努力して完成した作品、もちろんそのへんの作品の何倍も面白いです。トイ・ストーリー1及び3がオールタイムベスト級なだけに残念な気持ちもあります。
さいてょさん、コメントありがとうございます😊
トイ・ストーリー世代として、決して『トイ・ストーリー』シリーズそのものを嫌いになることは出来ないのですが、この一作はキツイです😭
『3』があれだけ綺麗な着地をしてみせたのに、何故こんなのを作ったのか理解出来ません💢
汚名返上の為にも『5』とか作って欲しいんですけどねぇ…。