「器用に生きられない辛さ」トイレのピエタ ニョロさんの映画レビュー(感想・評価)
器用に生きられない辛さ
いい映画を観た。
才能があっても、世の中の仕組みに馴染めず、絵を捨て高層ビルの窓ガラス清掃の仕事をしている主人公と、かなり酷い家庭に縛られて介護しながら暮らす少女が出会う。
行きずらい中でぶつかり合いながら、本音を吐き出しお互いを理解していく。不器用ながら思いやりを寄せ合う姿がなんとも言えない。本当に心に染みる映画だった。
主人公の野田洋次郎、ラットのヴォーカルとのことだが、初挑戦とは思えないほど、この役にハマっていた。そして、流石の杉咲花。この2人だからこの完成度が成し得たと思った。
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