ファイナル・デッドクルーズのレビュー・感想・評価
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ドンキー・パンチ…
数多く存在する「ファイナル・デッド」偽シリーズは何なのか。未公開作ならまだしも、一般公開する映画でこの邦題は良いのか疑問が残る。
原題の「ドンキー・パンチ」とは、簡単にいうと暴力的な性交渉のこと。本作ではそのドンキー・パンチ中に女性を殺してしまい、それをきっかけとして豪華クルーズ船の中で血みどろの殺し合いが始まってしまうという物語である。
前半は性描写と違法ドラッグのシーンが多く、ひたすら観ていて不愉快だ。中には比較的まともな考えの人物もいるにはいるが、この時点で登場人物の誰にも共感できない姿勢になってしまう。ハメを外す若者はいるだろうが、全員がこんなだったら世の中はどうなるのか…何てことも考えてしまった。
中盤から繰り広げられる地獄絵図…。恐怖度は低めだが、残虐描写とそのテンションでそれほど退屈せずに観賞できる。しかし、誰が主人公なのかがイマイチ分からないのである。途中うたた寝をして巻き戻したのは事実だが、一定の人物にきちんとスポットを当てて描いていたかと言われたらそうではないはずだ。生き残った人物が主人公だと思うので、深く考えなくても良いかもしれないが、観ていて疑問になった。
誰が好んで本作を観に行くのかは分からないが、少なからず需要はあるのだろう。本作に大きなメッセージ性は無いと思うが、やはりドンキー・パンチという行為自体に警鐘を鳴らす目的と解釈して良いのだろう。正直自信をもってオススメは出来る作品ではない。ましてや正月早々観賞するなんてもっての他である。
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自宅(CS放送)にて鑑賞。英国産のエロティック・サバイバルで原題"Donkey Punch"、邦題から連想されるシリーズとは無関係で、一部のマニアの方々の為、鮫は登場しないとも助言しておく。騙し合い、殺し合いと進展する様に少々無理矢理感が残る他、様々な言動に疑問符が附く。ファースト・カットを彷彿させるラスト・カット等、拘りを感じさせる箇所もあったが、目を見張る展開や特筆すべき点は見当たらず、直ぐに忘れ去られてしまう様な一作。ただ十年近く前の製作乍ら、然程色褪せずに観れたのは評価に値する。40/100点。
・流れるF-E.シャンフローの音楽やBGMは、その音色やメロディーがヴァンゲリスっぽかった。単に悪巫山戯による事故が招く自己保全に由縁する利己的な喧騒やパニック等に延々附き合わされてもちっとも楽しめないし、ゴア描写もマイルド目の中の下か下の上と云った処。R-18相当と我国のレイティングが高めなのは、主にドラッグとエロい描写に対してなのかも知れない。
・そもそもN.バーリー演じる“タミー”の失恋による傷心旅行に端を発するが、これに巻き込まれてしまった六名が被害者であり、ご愁傷様なだけであって、全くどの登場人物にも感情移入や同情が出来無かった。演者達もどこか垢抜けない野暮ったい印象が終始附き纏い、その印象が最後迄拭えなかった。
・強気で粗暴だったT.バーク演じる“ブルーイ”のナイフの件り、或いは“マーカス”のJ.テイラーに対する照明弾の件り等、本来見せ場なのだろうが、退屈に感じたのか冗長気味に見えてしまった。亦、“ショーン”のR.ボールターは、S.ブシェミの若かりし頃を思わせる容姿だった。
・序盤に地中海西部のバレアレス海に浮かぶ“スペイン マジョルカ島”とのテロップが流れるが、移動する際に乗るタクシーの車窓からの道路標識には、ベナルマデナ(Benalmadena)やトレムエル(Torremuelle)との表記がある為、恐らくロケはスペイン南部アンダルシアのコスタ・デル・ソル辺りであろうとされている。
・鑑賞日:2017年12月13日(水)
いい加減邦題をしっかりしろ
マジでいい加減、邦題をしっかりと考えるべき。
この邦題でいいと思ったやつは、馬鹿か?
観てもらうための策が、こんなお馬鹿な邦題をつけることだとしたら、映画関係者を止めたほうがいい。
視聴者を馬鹿にしすぎ。
バカばかり
パリピ全開のバカ者7人が人様のクルーズ船を勝手に動かし
気分は最高!のところで殺人事故。
あとはそれぞれ保身に走りまくって自滅していくという痛々しい作品。
目先の事に捕らわれ友達すら簡単に裏切る行動はもう笑うしか有りません。
腹黒い弟クンのラストが静かすぎて更に笑えます。
逃げ場なし。船上でむき出しになる人間の醜さ。
【賛否両論チェック】
賛:極限状態において繰り広げられる、容赦ない裏切り合いが見もの。
否:前半は性描写が繰り返されるので、かなり退屈。グロシーンも多数あり。
前半は、若者達がイチャイチャしているだけなので、かなり退屈です。しかしひとたび事件が起これば、自分の保身のために仲間をも裏切り合う人間の本質が垣間見られ、その展開にハラハラさせられます。そしてそんな中で、主人公がどうやって生き延びていくかに注目です。
ラブシーンやグロシーンはかなり多いので、その点だけご留意して、ご覧下さい。
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