アノマリーのレビュー・感想・評価
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惜しい。設定はいいんだけど活かしきれてない。アクションがスローモー...
惜しい。設定はいいんだけど活かしきれてない。アクションがスローモーションになるところが多々あるんだけど僕は見やすくて好きだった。
斬新な設定に圧倒。ありそうでなかった近未来アクション映画!!
【賛否両論チェック】
賛:9分47秒間だけ自分を取り戻せるという設定が斬新。限られた時間内で奔走する主人公にハラハラ。
否:理屈だけでいうと、ツッコミどころは多数。ラブシーン・グロシーンもあり。
〝9分47秒”という時間の中で、現在の自分の状況を把握し、行動し、謎を解いていくというストーリーが、非常に新鮮です。話の流れは、全てライアンが正気に戻っている場面だけで進んでいくので、観ている側もその謎に振り回されていきます。ツッコミどころは挙げるとキリがありませんが、その辺は気にせず純粋にお話を楽しむのがベストかと。
格闘シーンもすごく迫力がありますので、その辺りも含めてハラハラドキドキの展開を、是非お楽しみ下さい。
設定の期待値に対して物足りなさを感じた作品。
設定は良かった。
目が覚めると見知らぬ場面…が繰り返され。
意識を失っている間の行動の推理と、残された僅かな時間の有効活用が描かれる。
場面を重ねることで、ルールを理解したライアンの工夫が見れる点は楽しめました。
惜しむらくは格闘場面。
短い覚醒時間にも関わらず矢鱈と格闘場面があるのですが。
…いまどき格闘場面にスロー演出がなされるとは。
最早古臭くなった演出を堂々と打ち出してきた蛮勇に脱帽。
しかも全ての格闘場面にスロー演出が施されており思わず苦笑。
メリハリはなく中盤以降の格闘は既視感がある作りになっていました。
話の展開もイマイチ。
話の推進力となるライアンの行動原理は呑み込み難く。
事態を裏で操る人物達も詰めが甘い。
全体的に緊張感が足りない緩慢とした印象を受けました。
設定の期待値に対して物足りなさを感じた本作。
「午後のロードショー」あたりで流し見するのが丁度いい作品ではないかと。
年間百数本、劇場で観る方であれば。
オススメです。
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