幕が上がるのレビュー・感想・評価
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心を軌道修正してくれる映画
ファーストデイに見に行きました。ネタバレしない様に映画を見て感じたことを中心に書きます。
アイドル映画の定義が曖昧ですが、所々アイドル映画の要素を含む青春映画だったと思います。
特に盛り上がる展開もなく淡々と、だけれども悪くない感じでストーリーは進行します。
そこに高校生のリアルな生臭さはありません。
青春を謳歌できてない私なんかには違和感を感じるほどキラキラしてます。
そして、そのキラキラが胸を熱させます。
涙も自然に零れました。
あの感動的なシーンで泣いた。というのではなく、胸の熱さが涙を流す位置まで達して泣いた様に思えます。
キラキラがどんどんと心に積もっていきました。
特に盛り上がる展開もないと書きましたが、終盤のシーン、(実質的な主人公の)百田夏菜子さんの長台詞は圧巻!
何かが降りてきたような、憑依されたような、私にとって未知の演技。
このシーンのために私はもう一度この映画を見に行きます。
「それでもただ ひと筋に 僕たちは 歩いてゆこう」
真っ直ぐ進んだ先に正解があると思わせてくれる映画です。
心を軌道修正してくれます。
どうすればよいか分からなくなった時、分かれ道で行き先悩んだ時
そんな時に見てもらいたい映画です。
意味なく涙が出ます。
何故か開始早々、涙が出ました。
ドラマチックな展開も胸がぎゅっとするような恋愛もなく、むしろ地味な高校生の日常が描かれているのですが、それが逆にリアルでした。
思わず、自分の青春を振り返ってしまいます。
映画としての出来はいいと思うのですが、0.5引いたのはモノノフへの小ネタが必要なかったかなと思ったからです。
ただ、アイドル映画として勝負したいというのですから、これはこれでありなのでしょうが、せっかくいい演技が出来ているいい映画なのですから、そういう演出はなくても成立したと思います。
なのでむしろ、ファンではない人が見た方が楽しめる映画かもしれません。(ファンは小ネタやなじみのエキストラがちょいちょい気になります。ファンでなければ、気になりません)
高校演劇に興味が沸く映画でした。もっと高校演劇に光が当たるといいなと思います。
主演のももクロの演技は違和感なく見れました。
アイドルが主演の映画という色眼鏡を外してみれば、十分楽しめる映画だと思います。
できれば、中高生とその親に見てもらいたい。人生に後悔することが一つ減るかもしれない映画です。
部活をやっていた身として…
自分も部活をやっていた身として、この映画では共感できるものがありました。また、当時の気持ちを鮮明に思い出し、心にグッときてしまいました。部活動をやっていた方には是非見ていただきたい作品です。あの場面でのあの曲の選曲もかなり心に響きました。
百田さんがすごいです。
まず黒木華さんですが「小さいおうち」のタキちゃんで助演女優賞を取りましたが、個人的には本作の吉岡先生のほうが魅力的だと思います。まさに助演女優賞ものの好演です。
脚本・演出が良いこともあって、ももクロの演技が自然で、原作のオリザワールドを見事に表現しているのではないかと思います。
特に有安さんの憂いのある表情は美しいと思いました。
そして何といっても圧巻なのは百田さん。今最も旬な女優黒木華さんと対峙しても、全く存在感が薄れることはありません。すごいです。新人賞どころか主演女優賞ものと言ったら言い過ぎでしょうか?
しかし百田さん単独ではこの輝きは出ないように思います。気心の知れたメンバーがいるからこそではないでしょうか。
評価を4.5としたのは、ももクロにはまだまだ伸びしろがあると感じたからです。
素敵な世界だけど
ももくろさんはよく知らないのですが、主役の百田さんは不自然ではない演技がとても良かったと思います。たしかに、ただのアイドル映画ではない仕上がり感でした。彼らがいる世界がとても素敵だと思ったし、自分の住む世界も素敵だと思えるように生きたいと思いました。ただ、一番最初の、大道具小道具を燃やしているシーンでのセリフ「終わったね」をはじめ、ちょっと芝居がかりすぎのセリフまわしがいくつかあって引いてしまいました。できるだけ高校生が言いそうなセリフにしてあるし、びっくりするほど上手なセリフ回しの場面もあるのですが・・・。女優さんによるのかな。芝居の映画だから芝居がかっててもいいか、と割り切って観ていました。
どんどん成長していく
最初はただのアイドル映画なのだろうと思っていた。しかし、黒木華が出てきてからどんどん変わっていった、演技も表情もすべてが。ちょっとした小ネタも良かった。主演ももいろクローバーZではなく百田夏菜子。幕が上がるとき、ふいに自分の高校時代や青春を思い出しながら涙が出た。ももクロファンじゃない方が純粋に映画を観ることができるように思う。
テレビドラマのようだった
娘と一緒に鑑賞しました。
テレビドラマのような映画でした。
後半の中弛みがないといいとおもいました。
進路で受験か就職を選択しないといけない時期なのにこの部分の描き方が抜けているので妙な感じがしました。
テレビで放送されると見やすいんじゃないんですかね。
そういう造りでした。というかそれが前提のようです。
何回でも見たくなる
演劇部の娘に誘われて娘と一緒に観に行きました。
実は娘に内緒で既に観覧済み。
私はモノノフで娘は映画好き+モノノフではありません。
それだけに、どんな評価をするか楽しみでした。
モノノフでない娘の感想は現役の演劇部だからか?厳しく、苦言を呈していました。
それでも「面白かった?」と聞くと「良かった」「最後の走れで踊っているももクロが可愛かった」と言っていたので一般の人から見ても良作ではないでしょうか?
私は濃いモノノフなので私の評価は値しないかも知れませんが、色恋ものがない内容でこんなに真っ直ぐな青春映画は珍しく、最後まで集中できて、そして最後に可愛いももクロちゃんが大きなスクリーンで観れるので大満足です。
時間が許す限り何回でも見たくなる映画でした。
本広監督の力量不足
最初に断っておきます。私はももクロのファン(モノノフ)です。
映画は月に4〜5本観るので、そこそこ映画好きの部類に入ると思います。
なので、ももクロが青春映画に出るというだけで、かなり楽しみにしていた作品でした。
ももクロちゃん達は『ももドラ』や『天使とジャンプ』に比べたら、格段に演技も上達していたし、かなり頑張ったんだろうなというのが画面から伝わります。特に、夏菜子は高橋さおりになり切っていて、アホの夏菜子を完全に封印していました。
そして、黒木華さんの先生役が素晴らしい。大振りでない芝居の中に熱さがこもっていて、さすがでした。
という感じで、ももクロや他の俳優さんの芝居は良いのですが、本広監督の力量不足が否めません。
『踊る大捜査線』の頃から感じてましたが、本広監督はアクション・コメディの演出は上手なのに、いわゆる「感動シーン」があざとすぎるというか、表面的に大袈裟に描きすぎてて、深みがない。
「葛藤してますね!」「感動のシーンです、泣けますよね?」という分かり易すぎる演出を入れてくるので、冷めてしまうのです。子供向け映画ならまだしも、視聴者はそんなにバカじゃないよ、と言いたくなってしまう。
特に今回は、青春映画という題材だし、「それぞれの人が葛藤して、自分の道を見つけて、今を賭けて打ち込んでいく」という、かなり繊細な心理描写が重要なのに、とにかく安易な演出が何回も続く。ネタバレになってしまうので割愛しますが、一人一人の悩みの描き方が単調すぎます。
岩井俊二あたりが作ったら、もっとジワジワと沁みる心理描写が出来ただろうなぁと思ってしまいました。
あと、ももクロネタが多すぎます。サービスなのかもしれませんが、入れすぎていて完全に冷めました。
「ももクロ臭を消したい」と言っていた割に、あれだけ小ネタを入れられると、映画の世界から現実に戻されて、映画の登場人物として5人を見られなくなります。歌のシーンも要らない。さおりやユッコではなく、ももクロが歌っているようにしか見えない。
ももクロのファンではない人にも勧めるか?と言われたら、ももクロありきの映画に仕上がっているので、勧めないです。
ももクロが好きで、期待していた映画だっただけに、辛口になってしまいましたが、ももクロの頑張りは凄く伝わります。もっともっと芝居が上手くなっていく伸びしろを感じました。
演劇部の少女たちによる青春ストーリー
わたくしも久々に青春映画を見させていただきました
アイドルということもあり、どのようにもっていくのか楽しみでしたが
終始涙を堪えるのに必死だった自分がいました。
特に私自身の青春時代のことを照らし合わせることでいかに仲間だったり、周りの人々に支えられて生きてきたのだろうという事に改めて気付かされました。
ももクロのみなさんの素晴らしい演技にも注目していただけるともっと楽しくご覧頂けるかとも思いました!
青春活劇ではありません。でも清々しく頑張ろうと思える作品
まず出演者が素晴らしい。主演のももいろクローバーの演技は多少のたどたどしさはあるものの、わざとらしさはなく、自然な演技ができている。映画を見ているというより、ある高校演劇部のドキュメンタリーを見ているような感覚になるのは彼女たちの功績ではないだろうか。
そして何より黒木華。公開前日の日本アカデミー賞で、最優秀助演女優賞を取っただけはあり、彼女が話し始めるだけで空気が変わる。
ムロツヨシもイライラするような使えない顧問をみごとに表現。この二人が平坦になりそうな世界観にメリハリを付けてくれた。
映画としては、青春活劇、サクセスストーリー、ももクロ主演というイメージからガヤガヤした映画を連想するかもしれないが、少し違う。
高校生が抱える葛藤、悩み、そして成長。それらを真面目に描いたリアル青春ドキュメント。と表現した方が近いかもしれない。
いつものももクロ、踊る大捜査線の本広監督、というイメージで見に行くと肩透かしを食らうかもしれない。
でも、純粋な映画として面白い。映画を見て、原作を読んで、裏話を聞いて、また映画が見たくなる。そんな珍しい映画だと思った。
純粋な青春映画
私は青春映画を観るの「幕が上がる」が多分初めてでした。
「幕が上がる」は演劇部に青春を捧げる女子高校生のお話。
シンプルだけど部活って学生時代にしか味わえないもの。
だからこそ純粋に青春映画として観賞できて青春っていいな部活っていいなって思えて演劇部じゃなくても共感できるお話。
最初はスクリーンの大きさを気にしながら観賞していたものの物語が進に連れ
どんどん物語に引き込まれていってスクリーンの大きさなんて気にならなくなった。終わる頃には終わったのが寂しく感じるぐらい。
だから1日じゅう余韻に浸っていられる。
モモノフの人もそうじゃない人も楽しめる作品だと思いました。
なので青春映画好きな人にはオススメしたい。
散々テレビで褒めてるので見に行ってみた ももクロ主演というよりは百...
散々テレビで褒めてるので見に行ってみた
ももクロ主演というよりは百田夏菜子主演映画という感じそして百田の演技がいい
その他のメンバーの演技は正直まだまだという感じがするが百田は新人賞を狙えると思う
「幕が上がる」はデートに使えない
「幕が上がる」はデートには使えない。カップルで入ったら、キミの彼女を夢に持って行かれちゃうよ。
この映画は、一人で見る映画。たった一人で、自分の人生を見つめ直す映画。 そして、映画館を出たときには、一人だけれど、一人じゃないと涙を拭く映画。
生きているうちに何回かは、決断を迫られるときがある。右の道は平坦で先もよく見える。左の道は霧がかかって見えなくて、しかもひどい上り坂。僕の進むべき道はどっちなんだろう?
決断するのは自分。あきらめるか、目をそらすか、逃げ出すか?
それとも覚悟を決めて、跳ぶか?
でも、独りじゃない。父が、母が、おじいちゃんが、友が、私の背中を押してくれる。そして、師は、私の目の前で、跳んで見せてくれる。自分が飛び出していく姿を、覚悟を決めて、先の見えない断崖絶壁をジャンプして、私にその姿を見せてくれる。私は跳ぶ。お前はどうする?私の背中についてきたければ来い。
思い出が勇気に変わる。ひとりで決めた夢を握りしめて。決して辿り着けない遙か遠くへ、二十億光年のかなたへ。
・・・
間違いなく、現代の映画界に一石を投じる、希に見る傑作です。こういうの、作り手にとって夢ですよね。たぶんこの映画の監督は、この映画、「幕が上がる」を撮るために今まで積み上げてきたんじゃないかと思う。監督本広克行といえば踊る大捜査線などの大ヒットメーカーとして知られていますが、商業映画として大ヒットを飛ばすためには様々な葛藤があるでしょう。不本意な選択も強いられるでしょう。でも、それもこれもみな、この作品を作り上げるための準備だった、そんなふうに思います。自分の思うままに作品を作るには、自分にそれだけの力が必要。ワガママ勝手を言えるだけの社会的信頼、彼が大丈夫というのだから大丈夫と、スポンサーやメディアや、様々なステークホルダーを納得させるだけの信頼、もしくは、彼がやりたいというのだから好きなようにやらせてあげたいという信用、そういうのがなければ、今のご時世にここまでの作品は作れなかったのではないかと。
この映画は、みればおそらくほぼ全員が心を揺さぶられ、感動に震え、涙を流す。でも、みる人は少ないでしょうね。恋愛はない、スリルもサスペンスもない、誰も死なない、どんでん返しも無い、女優も特にカワイイわけではない、最近の娯楽映画がヒットするために必要とされる要素がどこにもない。つまり、「映画はこうすればヒットする」という法則にことごとく当てはまらない、こんな映画、誰が観るの?
でも、それでいいと思います。本広克行が、生涯随一、渾身の作品として世に送り出した本作。観た人だけの特権でいいじゃないですか。商業主義に行き過ぎた日本の映画の転換点、歴史の目撃者はそんなに多くは必要ない。映画館の大スクリーンでみるあの美しい景色と、そこにいるちっぽけな人間達のモロモロ、貴重な時間を割いて、劇場に足を運んだ人達だけが、その感動にひたる権利がある。
その意味で、4.5点。映画は最高なんだけれど、でも、彼女を連れて行けないんだもの。こんなの観せちゃったら、彼女が夢に向かって走り出しちゃうじゃないの。泣いてぐちゃぐちゃな顔も見せたくないしね。
あー、清々しい!
見終わった後すぐ「もう一回見たい」って思った。
映画の爽やかさと、彼女たちの体当たりの演技や目の輝きにどんどん惹きこまれていった。
圧巻は終盤 百田さんが一つひとつ言葉をかみ締めながらみんなに語るシーン。思いやりあふれる表情でみんなを包み込みながら自分の意思を伝えきった部長。こんな部長ならみんなついていくよな。ちょっと会社の中での自分の立ち位置を振り返ってしまった・・・。大丈夫か、自分?
50の大台に乗ったオッサンだけど、素直に感動できたことが嬉しい。本当にもう一回見に行ってやる!
ももクロに全く興味がない人たちが観た感想
個人的には、ひいき目なしに素晴らしい映画だと思います。
モノノフでも、モノノフ以外でも万人の心を打つ普遍性を持つ映画です。
ただ、モノノフ以外のフラットな視点のレビューが見たい方は、
「映画『幕が上がる』を、主演のももクロに全く興味がない人たちが観た感想 - Togetterまとめ」
を検索して見て頂いた方が良いかもしれません。
ずっと見続けていたい感じ
自分の中で期待値がだいぶ上がってしまっていた映画だったので、
逆に不安な気持ちを抱えて見に行ったのですが、、、
どうしてどうして、よかったです~
不安を覆してさらに上にいってくれました。
原作のダイジェスト版や急展開の連続みたいなことになっていません。
各々のキャラクタはしっかり描かれていて、よく練られているな
というように感じました。
あと、先行上映を見た方々の感想で、”キラキラ”しているという
のをよく聞きましたが、見て納得しました。
なんでかなと考えてみると、部活というのは本当に夢中になれるもので、
だけど時間は限られるという点で儚いもので、だからこそキラキラ映って
いるのかもしれません。
また、役者の方々の演技がしっかりしているので、台詞の一つ一つが
心に沁みてきました。なので物語に入り込めて、なんかこの夢中な
世界をずっと見ていたいという気にさせてくれました。
とても爽やかな映画です。
濃縮された“解れ”と“成長の過程”が堪能出来る作品。
本広克行 監督作品。
あの産廃映画「少林少女」「曲がれ!スプーン」の本広監督。
あの産廃映画「踊る大捜査線 THE MOVIE」シリーズの本広監督。
“良い話”雰囲気で駄目な主人公達を甘やかし。
主要人物達は何もせず勝手に問題が解決。
間違った問題提起から差別的な結論を押し付ける。
インターネットする奴が大嫌い。
意味も無くレールを使ってカメラを動かしたがる。
無意味な描写で物語を難解にする。
…監督名だけで産廃作品の雰囲気を醸し出す稀有な存在。
今回はももクロ主演。
ヤマダ電機の店舗ライブから駆け上がった彼女達。
当時TBSラジオで吉田豪がプッシュしていたのを聞いて興味を惹かれた彼女達。
11年4月に早見あかりが卒業し、同年ドラマ「ウレロ☆未確認少女」を観て安心して。
紆余曲折あって大成したのに……と思っていたのですが。
作品自体は非常にグッとくる出来になっていました。
まず“解れ”と“成長の過程”が堪能出来る点が秀逸。
冒頭は本職のムロツヨシも含めてグッダグダ。
正直、冒頭の集合場面は不安しか無く出来の悪いコント作品を観ている感じになるのですが。
話が進むにつれて明確に成長が感じられる。
特にスポットが当てられるももクロの面々の成長が嬉しい。楽しい。大好き。
完璧な姿では無い…個々の人物は何処かしら“解れ”を持つものの。
登場人物達、皆でそれを補い歪だが心地良い空間を作っている。
登場人物達の総合力が徐々に高まる状況にグッときました。
特に主役である高橋さおりを演じる百田夏菜子。
序盤の役目を押し付けられたが故の困り顔。
からの中盤以降の決意を固めた顔、自身の役割を理解した顔。
たった上映時間119分の中で成長を実感させる程に佇まいが変化していました。
中西悦子演じる有安杏果も良かった。
何処か馴染めない雰囲気を保ち続ける彼女が適任の配役。
周りの面々と交流を深める過程は色々とグッときました。
また、ももクロの面々のカウンターに据えた黒木華も良かった。
演技巧者として配置された彼女がキチンと役割を果たしている。
その他面々との格の違いを明確に魅せている。
登場場面で魅せる演技巧者場面は若干の諄さは感じるものの説得感有り。
以降、見せるお姉さん感はこれまでの作品には無かった新鮮さもあり楽しめました。
彼女無しでは本作が成立しなかった、と言っても過言ではない貢献振りでした。
濃縮された“解れ”と“成長の過程”が堪能出来る本作。
アイドル映画を、“ももクロ”映画を突き詰めた作品。
ももクロ知識が無くとも楽しめるのは確かですが。
知らないと十分には楽しめない程に“ももクロ”カスタマイズされている感じがしました。
近年量産されているアイドル映画の中では頭三つ程抜きんでている出来だと思います。
個人的には、この出来の良さは本広監督では無く、脚本の喜安浩平さんの功績かと。
細かい点も含めて作品全体のバランスを崩さず、ももクロナイズした点は賞賛に値すると思っています。
兎にも角にも少女達の成長譚としても、ももクロのアイドル映画としても楽しめる作品。
オススメです。
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