「素晴らしかった」幕が上がる 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしかった
クリックして本文を読む
ももクロの顔がもうご本人以外あり得ない、型のようなものができていて、それがキャラが立つということなのかな~と思った。皆さん可愛らしいのだけど、もう変な顔と言っても言い過ぎではないような個性的な顔になっている。悪口が言いたいわけではなく、一般の人に紛れてもすぐにあの子だって分かってしまう感じがした。
しかしこの映画ではごくごく普通の高校生を演じている。そしてその個性的な顔立ちが問題になっているわけではなく、普通の高校生に見えた。
特に驚いたのは、有安杏果ちゃんが普段は一番ひょうきんなのにお嬢さんみたいな転校生役で驚いた。でもとてもうまくはまっていてよかった。
ひたむきに高校演劇に対してまっすぐ取り組んでいるのが素晴らしく、涙が出るほど感動してしまった。
ただ、もうちょっと頑張ってほしかったのは、演じていた舞台がそれほどいいものに見えなかったところだ。どこがどうすぐれていたのか映画の中の実物として示されず、どうぞお察しくださいという表現にとどまっていたのが残念だった。ももクロの『銀河鉄道の夜』がどうだったのかぜひ見てみたかった。
先輩が東京で小劇団に入っていたのだが、岡田斗司夫さんみたいな人に配役と引き換えに体を求められていたりはしないだろうかと非常に心配になる場面があった。
コメントする
たろうすけさんのコメント
2015年3月5日
突然失礼いたします。
幕が上がるの劇中劇としてももクロはじめとする富士が丘高校演劇部が「銀河鉄道の夜」を演じている動画なら、YouTubeに投稿されています。稽古も含まれているのでお気に召すかはわかりませんが…。