「日本の映画も捨てたものじゃない」幕が上がる 貝ひもさんの映画レビュー(感想・評価)
日本の映画も捨てたものじゃない
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奇抜な筋ではなく、王道と言える青春映画です。観ながら自らをなぞらえ、見終わった後爽やかな気持ちで映画館を出ました。
観初めは凡作かなと思いきや、夜の駅でのさおりと中西さんのシーンでグッときて引き込まれることに。
私は小説を読んでから映画を観ました。小説や漫画を映画化すると大抵不満が出るもの、それは小説の長さを2時間に収めなければいけないから結果ダイジェストみたいになりガッカリする事が多い。しかしこの作品は大変上手く映画化されてます。小説から内容を多少変えつつも本筋を外さず、テンポも絶妙で観やすかった。
ももクロの演技も段々上手くなっていき、物語の中の成長とリンクしていてリアルでした。また、実力派の役者の人達、先生役の面々演劇の女王・顧問・国語の先生が素晴らしかった。この3人がこの映画の骨子となっていたと思います。
アラ40の私には懐かしくも、まぶしく、爽やかな気持ちになれる良映画。最近観た映画の中では一番好きです!
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