「ももクロを知らない人にこそ」幕が上がる ひろりんさんの映画レビュー(感想・評価)
ももクロを知らない人にこそ
まず、この映画には誰かがが死んだり、特殊な能力があったり、悪を懲らしめたりというハラハラドキドキはありません。
映画にそういうものを求める人には物足りない作品かと思います。
しかし、それ以上に等身大の女子高生の青春がおそらくリアルに描かれ、見終わった時の爽快感があります。
何かに打ち込んだことのある過去があれば、自分の姿を投影して見られるのではないでしょうか。
そういった意味ではももクロを全く知らないでこの映画を見られる人がうらやましいです。
自分はモノノフ(=ももクロファン)ですから、自分を登場人物に置き換えるよりも、ももクロメンバーとして見てしまったという意味では残念でした。
「これはアイドル映画ではない」と言われていますが、モノノフにとっては最高のアイドル映画です。
ファンならば分かる個性や音楽なども散りばめられ、ももクロの歩みと登場人物の歩みを重ねて見ることができます。
ももクロを知らない人には、登場しているのはアイドルではなく無名の新人として見てもらえれば、作品のストーリーとともに成長していく女の子たちがキラキラと見えるはずです。
コメントする