「良質な青春映画」幕が上がる かずさんの映画レビュー(感想・評価)
良質な青春映画
平田オリザさん原作なので良作に違いないと思い観にいきました。
最近の邦画にありがちな綺麗な女優さんとイケメンな俳優さんの恋愛模様を描くのではなく、清々しいまでに青春を謳歌するどの年代の方にもおすすめな映画だと思います。
特に艶っぽい描写もなく、家族で観に行っても気まずくなることはないでしょう。(最近の映画はそんな描写が多いので…)
女優としては発展途上なももいろクローバーZが主演ではありますが、映画の中の時間の流れとともに現実の彼女たちも演技の向上が如実に顕れていて子供の成長を見ているようで妙にほっこりとした気持ちにさせられ、たまらなく愛しい存在になっていました。
ここ最近の邦画はかなり見ている方ですが、ここまでストレートに青春を描いた作品はあまりありませんでしたので乾いた心が潤うようで、心が洗われた気がします。
この清々しさで多少の演技の技術不足も気にならないほどです。
ただ次回作があればそのような目線ではなく女優としての目が多くなるでしょうからこれからの彼女たちの演技力の向上にも期待です。
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