劇場公開日 2015年2月28日

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「美しい青春映画であり素晴らしいアイドル映画!」幕が上がる ゆかたんさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0美しい青春映画であり素晴らしいアイドル映画!

2015年3月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

萌える

わたしはももクロのファンで、ファンとして見た感想を書きます。

まず、観る前は、スウィングガールズのようなにぎやかでコメディタッチ、そして分かりやすいハッピーエンドな映画だと思っていました。しかし、ストーリーは、ひとりひとりが葛藤と向き合い、乗り越え、仲間と協力し前へ進んでいく、という静かで美しい青春映画でした。

演劇という触れたことのないジャンルで難しそうな印象でしたが、劇中劇の様子や稽古の様子が丁寧に、美しく描かれていたのであまり抵抗なく話に入り込めました。
ももクロも他のキャストもどこか等身大で素直で演劇に熱心で、わたしの思い出とも重なる部分が多く、、、その部分では大勢の人に共感してもらえる内容だと思います。
また、その生徒たちを引っ張っていく吉岡先生は美しく、正しく、圧倒的でした。ほかの先生たちも愛情持って生徒に接しているのがすごく伝わってきて、正直、こんな学校行ってみたいなとも思いました。

また、ももクロの曲もふんだんに使われていたり、ファンだからこそわかるネタも各所にあり、青春映画であり、アイドル映画であるということをうまく表現されているなと思いました。
そういう部分でも映画を一方向からしか見ないのではなく何度も何度も楽しめる映画になっていて、本広監督の、ももクロと映画と演劇に対する愛情が伝わってきてとても嬉しい気持ちになりました。

あとあと、青春には欠かせない男女の恋愛がなく、女の子同士のいちゃいちゃがたくさんあって、すごくすごく楽しめました…!笑

楽しいところもあり、泣けるところもあり、圧倒されるところもあり、、、
観た後、気持ちが晴れやかになる素敵な映画でした。
今年ナンバーワンの青春映画だと思います!
おすすめです!!!

ゆかたん