「見終わった後の清々しい余韻が最高の青春映画!!」幕が上がる 加藤雅樹さんの映画レビュー(感想・評価)
見終わった後の清々しい余韻が最高の青春映画!!
先行上映で観ました!
この映画は、話の面白さが加速して、トップスピードのままエンディングを迎えます!
最初は面白そうなのに、、、、
途中まで良かったけどなぁ、、、
という映画に出会うことはかなり多いと思いますが、
この幕が上がるは、話の面白さが加速して最後に最高速度でエンディングを迎えます。
なので、見終わった後の余韻が本当に心地よく感じました。
ももクロは本格的な女優業は初めてですが、今回の映画の内容は、その初々しさが完全にプラスとなって表現されています。
ほぼ話の順番とおりに映画を撮っていったそうですが、そのおかげでももクロ演じる登場人物達が成長していく姿がリアルに描かれています。
ももクロ演じる「女子高生演劇部員」が、最初は自分の小さい世界でそれなりに部活を頑張っていた。そんな中、黒木華演じる「元学生演劇の女王」と出会うことで、自分の今いる『演劇』という世界は、とてつもなく広い宇宙であることを知る。と同時に、そのあまりの広大さにいったい自分はどこへ進めばよいのか、無力感に打ちのめされる。しかし、自分の中の数々の葛藤と戦う中で自分の進むべき道を見つけ、それに向けて仲間とひたむきに歩んでいく。
彼女達は、演劇を通して自分の進むべき道を見つけていきますが、誰しもこのような迷いや葛藤を経験して自分の人生を決めていくと思います。
この映画は、そんな誰もが通った、また、これから通るであろう大人への第一歩を歩き出す姿をリアルに描いた作品だと思います。
本当に良い青春映画だと思いました。何度でも見たくなる映画です!
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