「99％が滅亡？」フィフス・ウェイブ　映画イノッチさんの映画レビュー（感想・評価）

予告編の説明がないと分からない映画なんて、お粗末

人間の頭に寄生してたのは、本当の「アザーズ」ではないですよね？
あれは1％の残党を、洗脳してお互いに戦わせるための『まやかし』映像だったはず

そもそもアザーズの真の姿は、映画の中に1度も出てきていないが
地球外生命体が人間の姿に変身できる訳がないし、脳みそに巣食って人間としての意識からアザーズの意識へと変えられる？　ううううむ
そんな高度な知能を持っているのなら、地球に来る前に問題を解決できるさ

地球滅亡を企んでいるのなら
5波という回りくどいやり方ではなく、もっと簡単な方法で絶滅させればいいじゃん

また、人間とアザーズの両方を併せ持つという奇妙な男：エヴァンーー
この設定には”無理”しか存在しない
エヴァンの人間へのスイッチの切り替わりが、一目惚れというのもベタ
百歩譲ったとしても、一目惚れは「恋心」のスタート地点
決して「愛情」ではない

キャシーがエヴァンをアザーズだと見抜けた理由もイマイチ分からなかったし
更にエヴァンは基地を破壊させるだけの爆薬を、
たった1人で作り
誰にも見つからないように運び
短時間でセットしたというのも腑に落ちない

極めつけは、地球のほとんどを破壊しているのに、基地には電力が供給されていて、
キャシー達も薪を囲んで食事するだけの食糧があるのもおかしい

この類いの映画を見るときには、矛盾や粗探しをしていては、いけないのだろう
そうすれば、きっと楽しめるはず