「「実在の人物を描いた感動大作」の触れ込みを見て鑑賞」杉原千畝 スギハラチウネ じゅんさんの映画レビュー(感想・評価)
「実在の人物を描いた感動大作」の触れ込みを見て鑑賞
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本作品のCMで、「日本人として誇らしい!」といったような声が上がっていて興味を持った。
世界に誇れる歴史上の日本人の話は是非見てみたいと思い、映画館で鑑賞。
確かにいい話である。
杉原が行ったことは、特にあの時代の日本においてなかなかできるものではないだろうと思うし、同じ日本人として誇らしい気持ちには間違いなくなる。
ただ、よくも悪くも、映画のあらすじとしても紹介されている「認められていないユダヤ人へのビザを独断で発給した話」で終わってしまっている印象。それがどのようなインパクトを与えたのかという点をもっとフォーカスしてくれればよかったのに、と感じた。
彼が何もしていなかったらあのユダヤ人はどうなっていたのか、彼の行ったことで何が変わったのか、といった辺りをもっと見てみたかった。
勇気ある行動と、非常に良い話なだけにもっと欲が出てしまっているのだとは思うが。
あと、これは自分の勉強不足からくるものだと思うが、最初の鉄道を盗む盗まないの場面は本作においてどのような位置付けなのかがよくわからなかった。まさかイリーナを出すためだけではないよね?
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