「問題定義は有っても無いに等しい。」レインツリーの国 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
問題定義は有っても無いに等しい。
原作は出版されて直ぐに読んでいたが、何せかなり前の事。
もう既に詳しい内容は失念。確か、メールのやり取りを介した爽やかな恋愛物語だった…としか思い出せない(汗)。
映画が始まり段々と思い出しては来たが、果たして何処までが原作通りで、何処が映画オリジナルなのかも分からない状態。
【彼】の家族・父親との関係及び会社の先輩・追い掛け廻すOL…うん?思い出せん。
【彼女】が障害を抱えていたのはちょっと思い出した。が、しかし。会社での陰湿な状況。事件等…どうだったっけ?うん!思い出せん。
【彼】とのメールのやり取りも、多分ですが大体原作通りの様な気がする。(いい加減だな俺も)
原作を読んだ記憶だと、爽やかな恋愛物語だった…と既に記したが、改めて映画を観てみると。映画の中で【彼】が語る様に、「かなり自己主張が強い2人の話だなあ〜!」…と言ったところ。
お互いに、その空気を察しては直ぐ謝るのだが。文章を読んで得たやんわり感とは違い、そこはやはり映像による力が大きいのでしょう。お互いが怒り出し、自分の立場による主張が始まると、観ていてなかなか気分が良い事は無い。
勿論これらは、その後再びこの2人が心の糸を繋ぎ合わせる為に重要なのは承知してますが…。
そうなのだ!一応は難聴者としての意見。健聴者の意見双方を取り入れて、問題定義をしてはいるのだが、それらの問題意識に関して深く立ち入る事は無い。
尤もこの問題に対し、より深く立ち入るには、ドキュメンタリー映画こそ相応しいのでしょうが。
記憶が曖昧だが、原作自体は恋愛物だと記憶しているのだから、この程度の問題定義で良いのでしょう。何よりも主演の2人はアイドルなのだから、あまり深刻な話にしない方が賢明と言える。
早い話が2人が魅力的に映っていれば“全ては正解“なのだ。(東京人の俺から見ても、違和感ありありの関西弁は…?だけど…)
結論!
西内まりやが可愛いからOK(-_-)キッパリ
全ては暗くふさぎ込んでいるヒロイン。西内まりやの明るい笑顔を最終的には如何に魅力的に撮るか…。その事だけに集約した演出に間違いない。
その先には、あの『ローマの休日』のオードリ・ヘップバーンを意識しての演出なのは、明白ではありました。
ん?【彼】の方っスか?
おっちゃんジャニーズには興味無し(-_-)再びキッパリ!
それにしても、多くの脇役達は最終的にははったらかし状態に…。まあ!そんなもんでしょう。
しかし、クライマックスでの再会場面。
おいおい!せっかく可愛い西内まりやが、彼の胸に飛び込んで来るとゆうのに。もう少し上手い撮り方が出来んのかね〜!
ん?ちょっと玉森待てこら〜!
いいか〜!よく聞きなさい!
君達はまだ出会って3回目のはずじやないか〜!
おじさんは怒っているんだぞ(-_-#)プンプン
(2015年11月23日/イオンシネマ越谷レイクタウン/スクリーン3)