ラブストーリーズ コナーの涙のレビュー・感想・評価
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小さな再生
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男女それぞれの視点で1本づつという面白い試みの映画。
まだ男性側しか見ていませんが
これ一本でもちゃんと楽しめます。
最近ストーカーだのアル中だの変な役ばかりの
マカボイさんのラブストーリーということで
久々にカッコ良いマカボイさんが見れる!
とウキウキして観に行ったら開始約30分で
ストーカー化していて笑いました。
だいぶまっとうな役ではあるんだけれども。
描かれているのは、
あまりにも大きな喪失と
ほんの1%にも満たない小さな再生。
生きてりゃ辛いこともそりゃーたくさんありますし
どん底にいる時はもがいてるだけで
前進してるのか後退してるのか
ワケ解らん状態でたいへんしんどいワケですが
そのもがきが小さな再生へと繋がる過程が
ちゃんと描かれていて、
その視点の温かさにじーんと来ました。
説明的なセリフがほとんど無く
ポツポツと主人公たちの状況が解っていく映画の造りは
上品で優しいです。
特に不器用なお父さんとのやり取りが良かったです。
若い女性をとっかえひっかえしている男性に
初めて好感を持ちましたw
流れ星の話はいつか誰かが落ち込んでる時に
話せたら良いなあ。。。
いやでもちょっと難易度高いな。。。
話せたらカッコ良いけど
でもカッコ良いとか思ってる時点で
やっぱ私には無理だなw
邦題の「ラブストーリーズ」
だとどうしても男女のそれを連想しちゃいますが
男女の愛もあるけどどっちかというと
その延長の夫婦愛、
からの家族愛のお話。
映画的な造りにも感心できますし
地味だけど温かくて非常に良い映画でした。
いやあ、映画って本当にいいものですね。
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