パリよ、永遠にのレビュー・感想・評価
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気迫みなぎる男の会話
1944年ドイツ占領下のパリ。ドイツ軍の司令室があったホテルムーリスの最上階の部屋で、ドイツ将軍とスウェーデン大使の会話が主。しかもフランス語。
会話から戦線の状況が判る。
大人の男の洗練された会話の中にお互いに一歩も譲らない気迫があり、外交とは命がけの闘いであることが理解できた。
ドイツの各都市への爆撃もある中でパリが無血解放された裏話として、シュレンドルフ監督の思いも感じられた。
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命懸けの外交術
シンポジウム試写会にて鑑賞。
1944年、ヒトラーによる「パリ破壊」を命じられたコルティッツ将軍と、愛するパリを守るスウェーデン総領事ノルドリンクとの多くの命をかけた外交物語。
まるでひとつの絵画のような美しい街・パリを愛する気持ちは同じだというのに、二人がそれぞれ背負う命の重さも、立場も、使命も全部違う。
その端々にせまる緊張感が83分という短さを、長く、重く、色濃く、そしてあっという間に終盤へと迎えてくれた。
途中、2人のあまりに高度な会話のやり取りに、白煙をはきそうなぐらいついていくのに必死な私の脳みそがいたけれど…(ーー;)
全体的にとても面白かった。本当の外交ってのは、ただ握手するだけでなく、命懸けの仕事なんだなってしみじみと思った。
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