「レビューを見て、映画を決めるのは」イントゥ・ザ・ウッズ オレンジさんの映画レビュー(感想・評価)
レビューを見て、映画を決めるのは
とっても損することがあるかも。
こちらのレビューでかなり酷評されていたので、あのディズニーが?と逆に興味をそそられ観ました。
前半、シンデレラが王子と結婚するまでは、シニカルなコメディタッチで、スピード感もあり楽しく観ていました。
ところが後半、物語はガラリと様相を変え、人間の欲深さ愚かさ悲しさをいかに乗り越えていくか、という実に深く考えさせられる内容になっていました。
ここの登場人物はみんな、親から受け継いだ価値観、親の負の遺産、負の境遇、子どもへの愛という自己愛に、縛りつけられています。そうしたものから、自分を解放させ本来の自分を作り上げていく、という自立というテーマも見えます。
そこには、当然、痛みが伴います。
何かを失わずして何かを得ることはできない。
人生とは、悲しく苦しいものだ、しかし、弱く愚かなお互いでも、助け合い手を取り合って行けば、希望もまたある。
そこに共感を覚えるのは、私が子育ても終わり人生半分以上過ぎて、ここに描かれているそれこそが真実だと知ったからです。
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