ヴィンセントが教えてくれたことのレビュー・感想・評価
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【ほろ苦き日々を少しのユーモアと優しさを携えて生きる。見知らぬ街に越して来た少年の隣人は偏屈な“聖人”だった。】
ービル・マーレイの”デッド・パン”演技、炸裂作品。-
■沁みたシーン は数々あれど・・。
1.ヴィンセントの隣家に越して来た、マギーとオリヴァー(ジェイデン・マーテル:今作の素晴らしき演技により、その後の快進撃が始まった魅力的な若手俳優である。)との最初の最悪の出会いのシーンからの、ヴィンセントがオリヴァーの面倒を見る事になるシーンへの流れ。
ーさり気無く、ヴィンセントの優しさが仄めかされる。マギーから時給を貰うけれど・・-
2.オリヴァーを苛める子供達へのヴィンセントの態度と、オリヴァーに”技”を教えるシーン。そして、その”技”が苛めっ子たちに炸裂するシーン。そして、苛めっ子たちとの垣根は消える。
ー男だったら、売られた喧嘩は買わなくてはいけない・・。-
3.ヴィンセントがオリヴァーに”技”以外に教えた事。
・”あの女の人は誰?By オリヴァー”
”夜の女・・。一番正直にお金を稼ぐ人だ・・By ヴィンセント”
・競馬
”男だったらチマチマ賭けるな・・”
・バーでの酒の嗜み方と男のやせ我慢の仕方
4.ヴィンセントがオリヴァーに教えなかった事。
・認知症の妻が入院している施設に足を頻繁に運び、(医者の服装で・・)優しく話かけ、要望を聞く。
8年間、妻の服を黙って、洗濯する。
ーヴィンセントがどこか寂しげな表情を漂わせたヒネクレタジジイになった
理由が少しだけ分かる。-
・ロシアの娼婦”ダカ”(ナオミ・ワッツ)のお腹の子供の父親。
<”私の周囲の聖人”というテーマで、オリヴァーがヴィンセントの一生をスピーチする場面は、実に心に沁みる。
又、独りで暮らして来たヴィンセントの家がいつの間にか綺麗に掃除され、”皆”で食事をするシーンもとても、良い。
エンドロールでヴィンセントがボブ・ディランと”デュエット”で歌う”シェルター・フロム・ザ・ストーム”がこの素晴らしき映画の余韻に実にマッチングしている作品でもある。>
終盤のプレゼンありきの薄い映画!!
終盤のプレゼンありきの映画で、途中があまりにも薄いと思います。やりたい事は分かりますが、子供が解説したようには感じませんでした。喧嘩、競馬、バー、売春婦のどれもが申し訳程度の描写で、特に破天荒な感じではなく、子供の生き方に影響が出る程度の刺激も感じませんでした。何か子供が勝手に、偏屈爺さんを良い方に捉えているだけに感じました。
許す心
ヴィンセントが教えてくれたこと
はちゃめちゃやりながらも、人生訓を語ったりするかと思いきやヴィンセ...
この作品に出会えて良かった
いじめられっこの少年と嫌われ者の老人の心の交流と成長を描いた
ハートフルヒューマンドラマです。
傍から見れば、『ガラの悪いおっさん』なのですが
ヴィンセントの心の優しさがいっぱい詰まった映画です(*^_^*)
もちろんヴィンセントだけでなく、登場人物も色々と困難を抱えた人たち。
だけど皆助けあって生きている。
人を外見や表面的なところしか見ず、
偏見を持ったり避けたり・・そういう人は多いと思います。
しかし、もっと中身を見る目が必要だと思った。
ヴィンセント役のビル・マーレイが素晴らしい演技です!
いるいる!こんなおっさんwww
・・って思いながら見てました(´∀`*)ウフフ
最後の少年の演説で大号泣しました。
最高に素晴らしい映画でした!!
ヴィンセントはうちの祖父そっくり
何ぞ、このドラマの真骨頂みたいな映画。
amazon primeで大した期待もせず、「お、ビル・マーレイ結構好きなんだよなあ」くらいの気持ちで視聴。予想の遥か上をゆく感動作で、不意を突かれたせいかラストのオリバーの学校の発表会ではティッシュを大量に消費してしまう結果に…。主人公の子役の演技がいいんだ、また。目に涙をためながらもまっすぐと大人を見据える瞳の強さがいいんだよ、これがまた。
よくあるような展開と設定の中に、幾つもの愛の形を詰め込んでそれを終盤に一気に紐解く演出。これぞドラマ!不良オヤジのヴィンセントが日々繰り返し煩雑にとってきた行動の中にたくさんの思いやりが隠れていて、それを皆がきちんと理解していた、というのがもう。オリバーの母マギーも仕事の忙しさや離婚する旦那の親権に対する強気におびえながらも息子に良い教育を、と日々考え気丈に振る舞う姿に母の愛が溢れている。メリッサ・マッカーシーの演技で泣く機会が訪れるとは思わなかったぜ。途中からどんどんツンデレ要素を振りまく売春婦の存在も憎めない。赤ちゃんが生まれた時の「もう、幸せったらないわ」のセリフ、最高にキュートだった。こんなちょっと汚い感じのナオミ・ワッツも悪くないね。
オリバーの最後の発表スピーチをぜひ、いっぺんのネタバレもなしに観て頂きたい。何気なく過ごす日々の端々に感謝を思い返さずにはいられない、最高の感動作だと思う。
意外と王道のハートウォーミング作品でした。ヴィンセントも言うほど破...
オリヴァー役のジェイデン君が観たかった。
ハートフルコメディ?
この映画が感動したって声が多くて、もちろんそれは主観だから何ら否定はしないけど、自分はビルマーレイ扮する身勝手な主人公に最後までほとんど共感できないし感動もなかった。
なぜ世間と関わりを持たないのか、なぜ誰にも手を差し伸べず、助けも借りないのか。おそらく妻が認知症になって自暴自棄になってしまったとかだろうけど、彼の背景に関する説明がほとんどない。
で、少年と出会ってからも少年のためを思ってというより単に自分の行動に付き合わせているだけ。
脳疾患で倒れて自分の人生見つめ直すかと思いきや結局ラストまで何ら成長は見られない。こんな主人公に感情移入できるわけがない。
発表会のシーンで彼の過去について触れるけど、ほんとにサラッと紹介するだけで伝わってこない。そんな彼が主人公が聖人扱い。おかしいでしょ。だったら世の中の大半は聖人だよ。
全編コメディだったらそういうもんだと思って見るけど、中途半端に感動作に寄せてるから素直に受け入れられない部分もある。あと原題も邦題も何か違う気がする。
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