「近未来映画へのアンチテーゼ」モアナと伝説の海 TOKIESさんの映画レビュー(感想・評価)
近未来映画へのアンチテーゼ
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行き過ぎた近未来社会への警告にも感じられる。モアナが、盗まれた神の心を返しに行くという分かり易い展開。特殊能力を持つマウイと旅に出かけるが...
アミニズム的な神や霊などのスピリチュアルな描写が印象的だ。神の心を盗んで、文明を豊かにするだけでは人間は生き延びれない、というメッセージ性のある映画になっている。また、モアナのピュアで前向きな生き方に励まされる人も多いだろう。
海中の怪物たちの個性的な描写は、ディズニーならでは。
主題歌以外の曲や、見せ場であるセバスチャンのシーンの曲がパッとしなかったのが残念。
悲観的な近未来映画が多い中、ポジティブで清涼感のある、ハイクオリティな映画に仕上がっているのではないか。
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