「惹きつけられなかった」エレファント・ソング ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
惹きつけられなかった
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グザヴィエ監督作ではありませんが、グザヴィエ目当てで鑑賞しました。旬のグザヴィエが観ることができる位しか良い所はありません。
まず、精神疾患であるマイケルの狂気や悲しみにイマイチ感情移入することができませんでした。彼は言葉で私達を翻弄しようとしますが、乗り切れなかったです。
また、両親への愛を渇望する背景が突拍子がなさすぎて、「さすがにそれはないだろう」と思ってしまいました 。
決して普遍的な作りにして欲しい訳ではありませんが、頭でっかちな思春期の子供が考えた様なストーリーに思えてしまいました。原作は戯曲とのことですが、こちらも同じ様な作りか観てみたい気もします。
ラストも拍子抜けというか、もう少し策があったのでは?「精神構造」がテーマなのに、痛みの作り込みが甘かったです。
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