「じわじわくる」バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) tonbori堂さんの映画レビュー(感想・評価)
じわじわくる
「じわじわくる」とタイトルに書きましたが、ド派手なことが多い昨今の映画をやんわり、いやガッツリ否定しながらもまるで一つの流れのようなシーンをシームレスに繋いでいく手法がうだつが上がらない元スター俳優(ヒーローモノで一世を風靡した)のとうとうこんな歳になったけどオレどうすりゃいいんだという焦燥感が徐々に空想と現実が曖昧模糊になっていく彼の心象とリンクしていくかのように世界を切り取っていく様を見せられる。あとでアレはなんだったんだろう?とか色々示唆に富んだセリフなどあとでじわじわくる映画でした。ただこれがアカデミー作品賞っていうのは?って感じでしたけどね。監督、脚本、撮影とあと主演賞だと思うんだけどなあ…。
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