「内輪ノリ⁈ これがオスカー?ってチョット冷めた。」バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) HIROKICHIさんの映画レビュー(感想・評価)
内輪ノリ⁈ これがオスカー?ってチョット冷めた。
アカデミー賞候補だった「セッション」と見比べてしまいました。
落ち目の役者の再起を賭けギリギリの精神状態をとことん追求した物語。
役者とは?演じるとは?ショービジネスとは?昨今、子供じみた作品ばかりが興行成績を上げ衰退するショービジネス業界に一言申す的な内容…
確かに主人公の心の葛藤(超能力じゃ無いですよw)を丁寧に描けているし、ワンカットの演劇的な演出も良く練られてるとは思いましたが、こういう内容の作品がオスカーを取っちゃうって、業界的に手前味噌すぎてアカデミーのプライドとか無いの?と思うとチョット冷めました。
映画も含め、ショービジネスの低俗化はひとえに客の質の低下!と言う僕自身もVFX映画も大好きなんですが、マイケル・キーントンのたるんだ腹を観るのに120分は花が無さ過ぎて辛い。
そんな意味でも業界本意な作品と言う印象を受け、作品の内容とは別に、これがオスカー?と言う意味で★一つマイナスしました。
同じアカデミー賞候補だった「セッション」の方がよほど映画として完結していて良かった。
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