劇場公開日 2015年4月10日

  • 予告編を見る

「ありふれた批評」バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) awahiraさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ありふれた批評

2015年4月12日
iPhoneアプリから投稿

かつてヒーローを演じ有名人となったが、落ちぶれてしまった役者が演劇に再起をかける。トラブルや幻覚もあり、次第に追い詰められていく…
主人公は実際、かつてバットマンを演じた役者さん。
全編1カットのような長回しが見所の1つ。

散々言われてるけど長回しには舌を巻いた。リアルと幻覚(?)が続いているため、観客は良い意味で混乱させられる。
ただ若干やり過ぎじゃないか、とも感じた。逆にテンポ悪くなってないか?

映像はとても良いけど、ストーリー的にはどうかなぁ…映画には何かしらのメッセージというか、得るものが欲しいのだけれど、この映画から明確なそれを感じる事が出来なかった。あるいは、メッセージか多すぎて良くわからんかった。
芸術家と批評家とか、現映画界へのアンチテーゼとか、情報社会とか…
関係者には受けるのかも。映画を単なる娯楽として見てる自分みたいな人間には不向きと思う。
まさに、ドカドカ爆発するアクションを求めてる観客には。

さてさて、ありふれた言葉を並べた批評でした。
直接この映画には関係無いけれど、創り出す側の方を尊敬します。

awahira