「斬新かつ衝撃的な映像美でつづられる、1人の男の再出発。」バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
斬新かつ衝撃的な映像美でつづられる、1人の男の再出発。
【賛否両論チェック】
賛:一連の流れになった映像が、非常に斬新で衝撃的。主人公の葛藤も胸を打つ。
否:基本的にはずっと映像が移動しているので、落ち着かない。内容も結構単純なので、興味がないと結構退屈かも。
映画全体を通して、1カットのような一続きの映像が続き、気がつけば主人公の一挙手一投足に引き込まれている感じが、とても斬新です。音楽やBGMも、主人公の感情を代弁しているように上手い具合で入ってくるのがステキです。ストーリーは案外単純で、過去の栄光から抜け出せず、ずっとその亡霊に苦しめられていた主人公が、様々な困難に打ちひしがれながらも、全てを手放して新しい世界に体一つで飛び込んでいく様子が、スタイリッシュな映像と共に表現されていきます。
ずっと移動しながら進んでいくシーンが多いので、少し疲れるかもしれませんが、他に類を観ない新鮮な作品です。是非劇場でご覧になってみて下さい。
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