「再構築。」妻の病 レビー小体型認知症 Noriさんの映画レビュー(感想・評価)
再構築。
レビー小体型認知症。その社会的認知度の低さ、症状の(易変動による)捉えにくさ。
本人はどんどん、というか、全くといっていい程、自分自身のことすら覚束ない。
孤立してしまいがちな、介護者・被介護者の一つのケース・スタディとして、興味深く拝見しました。
妻が認知症に罹患したことによって、夫婦、仕事、家族や地域と、自身の関係を再構築していく過程。
認知症と向き合うことで、漸く気づけたこと。
何かを失うことで、その余白を埋めていく新たなモノ。
未来が見えないことは誰もが同じで、不安はゼロではないけれど。
支え、支えられる誰かの存在が、人を温かく包み、また、前に進む力を与えてくれ、人生をeasyにしてくれるのかもしれない。
そんなことを感じました。
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