「長谷川博巳って」この国の空 侍JAPANさんの映画レビュー(感想・評価)
長谷川博巳って
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どこかおかしいバカ男の役がはまり役になったね。
それはともかく、この映画は、戦争映画ではなくもちろん反戦映画でもなく、恋愛映画でもない。強いて言えば教養小説だろうか。
どうしようもない性の欲望に目覚めた年頃の少女が、誰もが認める異常な時代環境の中で、と言うかそれをいいことに(だって相手の男もほとんど思考能力を失いかけているし、母親さえけしかけるし)、さっさとスマシてしまうというお話。ところがいったんやっちゃうと、なんか違うような気がしてきて、そこへいきなり終戦だもんで、すっかり冷めちゃった後に、バカな男が一人取り残された。
もっとも、こんなどうでもいいような話を脚本に起こして、飽きさせない映画にしたてるというのは、なかなかである。わくわくしながら楽しく観させていただきました。
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