「バランスの良い映画」博士と彼女のセオリー nacさんの映画レビュー(感想・評価)
バランスの良い映画
科学にまつわる話と、人間ドラマのエピソード、病との闘いに関する描写がとてもバランス良く描かれていて、最後まで飽きずに観れる良質なストーリーだった。
スティーブン・ホーキング博士を演じたエディ・レッドメインがアカデミー主演男優賞を受賞するなど素晴らしい演技をしているが、この映画を本当に支えているのはフェリシティ・ジョーンズの微妙な心理描写を表現する抑えた演技だろうと思う。
ホーキング博士の難病を過度に悲惨に描かず、看病をしながら子育てをするジェーンのキャラクターをしっかり際立たせるとこで、物語への感情移入を促している。
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