トラッシュ! この街が輝く日まで : 特集
アカデミー賞常連S・ダルドリー監督が“良作ヒットメーカー”と出会ったとき──
映画ファンの2015年に“希望”を与える作品が生まれた!
数々の繊細な感動作で映画ファンの心を揺さぶってきたスティーブン・ダルドリー監督の最新作に、「ラブ・アクチュアリー」ほか、良質なヒット作を送り続けてきたリチャード・カーティスが脚本家として参加した。2015年1月9日公開のヒューマン・ドラマ「トラッシュ! この街が輝く日まで」が、映画ファンの2015年に“光”を照らす。
■「リトル・ダンサー」の名監督×「ラブ・アクチュアリー」の名脚本家
“良質な作品を求める映画ファン”には、これ以上ない組み合わせがそろった!
「リトル・ダンサー」「めぐりあう時間たち」「愛を読むひと」、そして「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」──初監督作から直近作までのすべてがアカデミー賞にノミネートされ、ニコール・キッドマン、ケイト・ウィンスレットに主演女優賞をもたらしてきたスティーブン・ダルドリー監督。高品位の良作を求める映画ファンの期待を一身に受けた名監督待望の最新作が、3年ぶりに登場した。
「トラッシュ! この街が輝く日まで」は、ブラジル・リオデジャネイロのスラムという絶望の街を舞台に、“小さな希望”から輝く奇跡を起こす3人の少年たちの物語。少年の成長を繊細かつ生き生きと描くダルドリー監督が最も得意とするテーマ性に、映画ファンならニヤリとさせられてしまうのは間違いないが、今作ではさらにもうひとつのうれしい驚きがある。それは、脚本をリチャード・カーティスが担当しているということ。監督・脚本作「アバウト・タイム 愛おしい時間について」「ラブ・アクチュアリー」や、脚本を務めた「ノッティングヒルの恋人」「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズといった温かな良作で知られるヒットメーカーが、初タッグで才能を発揮しているのだ。
アカデミー賞の常連監督と、良作ヒットメーカーというこれ以上ない組み合わせが実現。良質な作品を求める映画ファンにとって、必見作となるのは間違いない。
■3人の少年がある日ゴミ山から拾ったひとつのサイフ──
その中には、社会を揺るがす重大な秘密=“世界の希望”が入っていた!
ブラジル・リオデジャネイロ郊外──ゴミを拾って生計を立てている3人の少年は、ある日ゴミ山でひとつのサイフを見つける。中にあったのは、お金、IDカード、カレンダー、少女の写真、ロトのカード、そしてコインロッカーのカギ。一見、何の変哲もないと思われたそれらのアイテムには、世界を震撼させる重大な秘密が隠されていた。警察がサイフの大捜索を始め、街が混乱に陥るなか、少年たちは「自分たちが信じる正しいことをなそう」とサイフの謎を解き明かす決心をする。警察の追っ手が迫りくるなか、ヒントのひとつひとつをつなぎ合わせ、命を懸けて重大な真実へと迫っていく少年たち。彼らが目の当たりにする真相は、貧困と絶望に満ちていた街を救う輝く希望へと変わっていく……。
過酷な状況に生きながらも、ユーモアと明るさに満ちた3人の少年を演じたのは、オーディションで選ばれた無名の少年たち。劇中同様のスラム街で生まれ育ったという彼らが持つ、天性のきらめき、生命力が出色だ。脇を固めるのは名優マーティン・シーンと、「ドラゴン・タトゥーの女」でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた注目女優ルーニー・マーラ。シーンは子どもたちを導く父親のようなアメリカ人神父役、マーラは神父のもとで働き、少年たちに手を差し伸べるボランティア女性を演じ、“希望の成就”に重要な役割を果たしている。
■希望×友情×純真な心──この組み合わせは良質作品の証
本作もまた、映画ファンに“光をもたらしてくれる”作品のひとつになる
希望に向かう物語、友情、そして純真な心を描き出すテーマ性は、その映画が良作であることを指し示す重要なキーワード。その3つが全てそろうとなれば、感動作であることは間違いない。