「シリーズ最高傑作にして集大成」ワイルド・スピード SKY MISSION 竜虎さんの映画レビュー(感想・評価)
シリーズ最高傑作にして集大成
もうね、最高でした。
ハゲ対決とか見る前は茶化してましたが、ストーリーもしっかりとまとめて、しかも前6作を活かして小ネタや伏線を交えていたのがすごい。3作目も黒歴史にしなかったのは男気です。
アクションは相変わらずのハチャメチャ具合にさらに拍車がかかるがそれをリアルに見せるのは、ザロックとステイサムの流石のアクションですね。
不満点は一つだけ、ステイサムの退場の決め手が弱かった。あれだと自滅したような印象が残る。
ただギブスの下りは最高に笑えた。
さらに裏切りそうな高官が良いやつなのも最高だった。
そして技術的にも、アクションなどのカメラワークなどが凝っていたりしたのは今作の監督が評価されているのも納得である。
音楽も全編通して、今までの様なアップテンポなヒップホップなどを使いながらも、家族のシーンなどにはメリハリをつけてしんみりとした曲をチョイスするなどセンスが良かったと思う。特にラストに流れる「See You Again」は映像と合わせてなんとも言えない感慨を生み出す力のある曲だった。
そして何よりも1番大切なのは、ポール・ウォーカー
彼が途中で亡くなってしまったのは有名な話だがそれを感じさせず、自然に卒業に持って行っている。そしてその卒業に向けてのドミニクとの会話や仲間たちとのやりとりは彼がいないことを忘れさせてくれ同時に彼がいないことを実感させられる。そしてラスト彼が本当の意味で家族を得てからのエンディングはシリーズ全作を通して見ていればいるほど思いが強いほど感動できるある意味ズルい、でも最高のエンディングになっていました。
大号泣して、スクリーンが見えなくなるほどでしたよ。
ありがとうポール・ウォーカー
安らかに