「別の道を歩もうとも」ワイルド・スピード SKY MISSION サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
別の道を歩もうとも
名の通り、飛べないはずの車が空を舞う!
流石、ジェームズ・ワン監督。やることが違います。想像できない、ワイスピらしいぶっ飛んだアクションと、かなり見応えのあるクライムサスペンス。そして、ポール・ウォーカーをしのぶ、大号泣のラスト。まさかワイスピで泣いてしまうなんて...。
グルートとエゴを想像するとなんだか笑えちゃうし、何よりジェイソン・ステイサムの復讐に燃える、気持ちいいくらい絶対的な悪が最高。ショウ側のエピソードが丸々抜けていて、孤高なショウの仲間となる理由がよく分からなかったが、とにかくジェイソン・ステイサム演じるショウは本シリーズで1番大好きな悪役。人相めちゃくちゃ悪い(超褒めてる)彼は、普段は奥さんと自転車で買い物に行っているらしい。ギャップ萌え。
中盤はくしゃくしゃなスパイアクションが繰り広げられ、またもや笑いが止まらない。それぞれが自分の特性を活かした潜入捜査をするものの、どれも全然上手くいかない。そうなったら仕方ねぇ!力技で行くぞ!!!となんともワイルドスピードらしい乗り切り方で、潜入捜査成功(?) 観客のツボを見事に理解しているし、キャラクター1人1人の魅力がしっかり引き出せている。ジェームズ・ワン監督に任せて大正解。お金を無駄遣いしている感じがたまらん笑
本作がクランクアップする前に不慮の事故で亡くなってしまった、ポール・ウォーカー。元からこの作品でブライアン・オコナーというキャラは引退する予定だったのか?と思えるようなセリフもあり、もう辛くて悲しくてたまらなかった。ドミニクやローマンとの会話がもう見れないなんて、考えられない。あんなに生命力に溢れていた人が一瞬にして命を落としてしまうなんて。作品内ではもちろん、いつだって君は俺らのファミリーだ。そんなラストに大号泣。今まで本当にありがとう。これからもあなたはみんなの心の中で生き続けます。