劇場公開日 2015年4月17日

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「お馬鹿映画に大金投入で質感向上 ダイハード以上の不死身ぶり」ワイルド・スピード SKY MISSION Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0お馬鹿映画に大金投入で質感向上 ダイハード以上の不死身ぶり

2018年11月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

単純

興奮

総合:80点 ( ストーリー:10点|キャスト:85点|演出:85点|ビジュアル:85点|音楽:75点 )

 物語はもう無茶苦茶を通り越してとことんお馬鹿なほどに突き抜けてきた。今回は車が陸を走ることだけでは飽き足らず、飛行機から崖の上から高層建築物から駐車場から空を飛ぶ飛ぶ、飛んで飛びまくる。それでいて『ダイハード』のブルース・ウィリスも真っ青なほどに主要人物みんなが不死身になった。くだらない少年漫画みたいでほとほと呆れたけれど、その分は激しい迫力のある活劇と映像で補ってくれた。お馬鹿映画にここまで金をかけて質を高めるハリウッドは凄い。敵役のジェイソン・ステイタムも格闘場面を盛り上げてくれた。
 第一作と同じドミニクのチャージャーとブライアンのスープラが登場する最後はちょっとしんみり、もうブライアンには会えない。やはりブライアン役のポール・ウォーカーの死が惜しまれる。事故死した時に乗っていたカレラGTのような超高級車もいいが、彼にはGT-Rとスープラのような日本車が良く似合う。

 彼の死によってもう次回作はないのかと思いきや、作品中でドミニクがブライアンの家族と別れたことでブライアン無しの次回作が制作された。人気が出たから継続なのだろうが、ここでお終いでも良かったのではないかと思う。第一作から続いた一時代がとりあえず終わった感じ。

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Cape God