「切ない共犯」共犯 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
切ない共犯
面白かった。
てっきり三人で何か犯罪を犯すのかと思ったら、
とんでもない展開に驚いた。
まず脚本が良いのと、
俳優さんたちの若くみずみずしい演技が
それぞれの訪れる運命を切なく感じさせるのが
とても良かった。
主人公三人の気持ちも痛いほど分かるし、
自分がこの立場だったら同じ事するかもなと思える
ので、話に入り込む事が出来た。
観た人の送って来た青春時代の立ち位置で三人の誰に
一番共感出来るかが変わりそうだけど、
自分としてはイエ君だった。
絶対2人を離さないように同じ事をしたと思う。
彼ら2人といる時がどれだけ嬉しくて不安だったが
手に取るように分かった。
自分にも思春期はあったけど、
だからと言って子どもの事を理解出来てると思ったら
大間違いで、
子どもだからこそ突発的な判断もするし、
だけど考えてる事は複雑で見守る方も見守る方で
難しいなと思いました。
前半のカウンセリングで
死んだら何もないと言う何気ない言葉が
後々重く響いてくるのが、観てて辛かった。
だけどとても良い映画でした。
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