「毒も灰汁も抜けきったフニャフニャな作品。」鰻の男 Opportunity Costさんの映画レビュー(感想・評価)
毒も灰汁も抜けきったフニャフニャな作品。
国や地方に対する偏見が。
その土地から生まれた食物や人間への偏見に繋がる。
刺激的な個別案件から全体を類推/色付けして固執する姿勢。
にも拘らず自身ではよく調べず当初の目的も果たせていない。
…という視点自体は色々と考えさせられましたが。
肝心要の作品自体がフニャフニャ。
“キム・ギドク”作品に期待する、毒も、灰汁も無く。
ただただ納得感の薄いヌルたい映像が延々と。
鑑賞中の心が抉られる感覚が全く無い。
普通で退屈な作品になっていました。
毒も灰汁も抜けきったフニャフニャな本作。
主人公を演じるパク・ギウンの大ファンであれば。
序盤の理解不能な愛情劇も理解し乗り越えられるはず。
オススメです。
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